作ったトラックをMusic Studioでミックス
ラピスの声が入り、曲としてはだいたい完成。楽曲のエンディングの演出を考えてみたところ、ノイズとあわせてキラキラ感が欲しくなりました。Music Studioから"Remix Drum kit"と"Sound Effects"のリバースシンバルやウインドチャイムなどを拾ってきて入力。これで全体のパートエディットは終了です。
パートが仕上がったら、Music Studioでトラックごとの音量バランスを取るミックス作業に入ります。各パートのボリュームとパンの配置、エフェクト使用の有無を設定します。
最後にエフェクターでLimiterやReverb、EQ、Delay、Amplifierなどを調整します。それぞれのエフェクトは各トラックでシェアする形になるので、細かい作り込みまでは難しいですが、基本的にはReverbとEQで全体の雰囲気を作り、Limiterで音圧を上げて、DelayとAmplifierは必要なパートにだけ設定するとキレイにまとまると思います。Filterは全体にかけてDJ的な使い方をしてみるのも面白そうです。
この辺りは個人的な好みや、楽曲の方向性によって大きく変わってくる部分なので、自分なりの音作りの仕方を見つけて楽しんでもらいたいです。
仕上げた楽曲を書き出すにはProjectsからExportをタップします。MIDIファイル、wavファイル、m4aファイルへの書き出しと、ZIPへの圧縮ができます。なんとも充実した書き出しですが、Shareを使ってEmailで送ったりAudioCopyでクリップボードに乗せて別アプリに貼りつけたり、SoundCloudやDropboxへのアップロードも可能です。
今回デモとして制作した楽曲はこちらです。なお、SoundCloudからこの楽曲をDLすることもできます。
この連載の記事
-
最終回
スマホ
音楽アプリの定番、プロが見る「GarageBand」の圧倒的な良さとは -
第75回
スマホ
ダブステップにスマホで入門!? 「Drum Pads 24」を試す! -
第74回
スマホ
作曲だけじゃない、ライブ音源としても使えるiPad用DAWアプリ「BeatHawk」 -
第73回
スマホ
iPhoneに鼻歌を録音するだけで、楽曲が完成するアプリ!? -
第72回
スマホ
500の音色が高品質! プロが憧れたドイツ製シンセのiPad版は納得の出来 -
第71回
スマホ
いろいろな効果音が鳴らせるアプリは、音楽アプリになるか? -
第70回
スマホ
失敗しない! 初めてのリズムマシンはiPad版「D-Pad」がいい -
第69回
スマホ
スマホでヴァイオリンを演奏! 弦楽四重奏も楽しめるぞ -
第68回
スマホ
PD音源をアプリで! カシオのシンセ「CZ」が80年代っぽい -
第67回
iPhone
今さらやる意味はあるのか!? 「ブブゼラ」アプリを比べる -
第66回
スマホ
ボタンを押せばループ完成! ヤマハ製シーケンサーアプリが超簡単 - この連載の一覧へ