大幅にバッテリー駆動時間が延びた、Haswell搭載MacBook Air
Federighi氏に代わって壇上に登場した、アップル Senior Vice President, World Wide Product Marketingのフィル ・シラー(Phil Schiller)氏は、お待ちかねのMac新製品を発表している。
最初の製品はMacBook Airで、6月初旬に発表されたばかりの第4世代Intel Coreプロセッサー(Haswell)を搭載したモデルだ。MacBook Airの以前のモデルはMid 2012であり、ちょうど1年を経てプロセッサーが切り替わった形だ。
最大の特徴はなんといってもバッテリー駆動時間で、11インチのモデルで最大9時間、13インチにいたっては最大12時間の駆動が可能だという。後者の場合、動画の連続再生でも10時間以上の視聴が可能とのことで、Lord of the Rings(指輪物語)の映画3部作を通しで見ることが可能だとSchiller氏は説明する。
Haswell採用によりグラフィック性能が従来比で倍に向上しているのも特徴で、こちらは主にマルチディスプレー関連で効力を発揮するとみられる。ネットワークも新たにIEEE 802.11acのサポートがうたわれ、802.11nと比較しても3倍近いスループット向上を実現する。
ただし、802.11acが使える場所はまだ少なく、AppleではAirPort ExtremeとAirPort Time Capsuleの2つの802.11ac対応製品を新たにリリースしており、高速無線通信をユーザーに楽しんでほしいとしている。