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アップル、Mac用「OS X Mavericks」の無償配布開始

2013年10月23日 05時34分更新

文● ASCII.jp編集部

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 アップルが、Mac用OSの最新版、「OS X Mavericks」の無償配布を開始した。Mac App Storeからダウンロードし、インストールできる。対応ハードウェアは、ノート型がMacBook(Late 2008アルミニウム製、またはEarly 2009以降)、MacBook Pro(Mid/Late 2007以降)、MacBook Air(Late 2008以降)。デスクトップ型がiMac(Mid 2007以降)、Mac mini(Early 2009以降)、Mac Pro(Early 2008以降)。Xserve(Early 2009)もサポートしている。

 OS X Mavericksは、タブ表示機能を備えたFinder、タグ付け機能、「iCloudキーチェーン」など200以上の新機能を採用。タブ表示機能は、ウェブブラウザーなどと同様に、単一のウインドウに複数のフォルダーなどを表示できるようにしたもの。タグ機能は、あらゆるファイルに任意のキーワードを設定し、情報の整理や検索など利用できる機能。Finder、ソフト、iCloud上のどこからでも設定可能だ。

アップルが、Mac用OSの最新版、「OS X Mavericks」の無償配布を開始。Mac App Storeからダウンロードし、インストールできる

 OSのコア技術部分については、「Timer Coalescing」によって電力消費を改善。CPUに対して発せられているプロセスをバラバラのタイミングで実行するのではなく、OSでまとめて管理することでCPUのアイドル時間を増やして電力消費を抑制し、バッテリー駆動時間の向上につなげるというものだ。複数ソフト利用時に他のウィンドウに隠れたソフトの動作を抑制しバッテリー駆動時間をかせぐ「App Nap」も導入される。「Compressed Memory」は、システムのメモリー使用量が上昇し始めると、使われていないデータを自動的に圧縮し、必要になった場合に即時に圧縮状態から元に戻すという仕組みだ。

 また、マルチディスプレー対応が強化され、ディスプレーごとにメニューバーとDockを表示可能となった。ウインドウ表示/フルスクリーン表示、Mission Control表示もディスプレーごとに行なえる。


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