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Apple Geeks 第121回

「iPadでGoogle Maps」は快適か?

2013年07月19日 20時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobu

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 本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。

 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。

アプリ「Google Maps」がアップデート

 7月16日、iOSアプリ「Google Maps」がバージョン2.0に更新された。約1週間前に先行リリースされたAndroid版に遜色ない機能を備える、充実のメジャーアップデートといえる。

「Google Maps」がアップデート。ユニバーサルアプリとなり、iPadでもネイティブ動作が可能になった

 インドアマップに対応したことは、大きな変更点といえる。東京駅や品川駅など主要ターミナル駅のほか、羽田や成田などの空港、三越やタカシマヤなどの百貨店を表示すれば、各フロアのレイアウトを表示できる。建物内で迷うたびにエスカレーター付近の地図を探すという行動と、これでおサラバできるかもしれない。

インドアマップに対応、主要ターミナル駅の駅ビルや百貨店、空港施設などのフロアごとのレイアウトを表示できるようになった

 地域情報サービスが拡充され、地図表示位置付近の施設を検索できる機能も追加された。検索欄をタップすると現れる「周辺のスポット」から先へ進むと、「食べる」や「飲む」など5つのカテゴリーが表示され、それぞれにお勧めの店舗がリストアップされる。施設によってはクチコミ情報が登録されているので、飲食店を選ぶときの参考になるはず。クーポン共同購入サービス「Google Offers」がスタートしている米国では、店舗の情報カードにクーポンが表示されるそうだから、活用のしがいもありそうだ。

地図表示位置付近の施設を検索する機能が追加され、「食べる」や「飲む」など5つのカテゴリーで探すことができる

最大のトピックは、「iPadネイティブ対応」

 最大のトピックは、なんといっても「iPadネイティブ対応」だ。2012年12月に公開されたiOS版アプリはユニバーサル版にあらず、iPadで起動すると2倍表示しなければならなかったため、利用者はiPhoneユーザーばかりだったのではなかろうか。iPadの画面のほうが一度に目に入る情報量が多く、ナビゲーションに適しているため、iPad対応版Google Mapsの登場を待ち望む声が多かったことは理解できる。

 しかし、現在流通しているiPadの多くはWi-Fi版だ。筆者が普段利用しているiPad miniもWi-Fi版で、屋外で単体で利用するのは難がある。

 そこで思いついたのが、iPhone 5のテザリング機能を利用すること。iPadのほうが描画に用いるデータ量は多いと考えられるため、移動中の通信速度が気になるところだが、うまくいけば「iPadでGoogle Mapsのナビゲーション」という心強い味方ができるはずなのだ。

Google Maps App
価格無料 作者Google
バージョン2.0 ファイル容量11.1 MB
対応デバイスiPhone 3GS以降、iPod touch(第3世代以降)、iPadシリーズ 対応OSiOS 6.0以降
Google Offers App
価格無料 作者Google
バージョン1.4.2 ファイル容量6.1 MB
対応デバイス全機種 対応OSiOS 5.1以降

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