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T教授の「戦略的衝動買い」 第218回

マルチ機種対応の盗難紛失防止タグ Cobra Tagを衝動買い

2012年11月14日 12時07分更新

文● T教授、撮影● T教授

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鞄やカメラ、スマホにキーホルダーなど、現代人は保管・管理すべきものが多い

 バッグやカメラなど、貴重品の管理はけっこう面倒だ。常に身に付けているか手に持っていれば安心かもしれないが、そうはいかない場合も多い。駅で切符を買う少しの時間に、鞄をカウンターの下に置くこともあるだろう。スタバやドトールで手荷物を先に置いて席を確保してから、注文の列に並びたい時もあるだろう。

 日本はそういう場合でも盗難の危険性は極めて低い国だが、やはりちょっとは心配だ。そんな時に役立つ、スマホとBluetooth無線技術で連携する海外製の「盗難・置き忘れ防止グッズ」が国内でも発売されている。Android系のスマホとiPhone、iPadだけではなく、BlackBerryにも対応する「Cobra Tag」がそれだ。

Cobra Tagのパッケージには、日/英の操作方法マニュアル、micro USBケーブル、本体が入っている

 スマホ側から見た場合、Cobra Tagを取り付けたバッグやカメラなどが紛失・盗難防止対象機器となり、Cobra Tagから見ればそれと連携したスマホ側が紛失防止、探索対象となるという双方向商品だ。筆者はNTTドコモ版のGALAXY Noteとシムロックフリー版のGALAXY Note II、iPhone 5の3機種で実際に導入して使ってみたが、いずれもきちんと動作した。

 Cobra Tagのパッケージを開けると、タグ本体と充電用のmicro USBケーブル、簡単な日本語・英語の解説書が2枚出てくる。本体のCobra Tagは一般的なキーホルダーサイズで、USB充電の内蔵バッテリーで約1週間ほど動作する。表面には丸い操作ボタンと、その上に動作状況を知らせる極小のインジケーターランプ、背面にはビープ音を出す小型のスピーカー。底面にはUSBケーブルによる充電用ポートがある。

キーホルダー風の本体。重さは23g。中央に操作用の大きなボタンと、ボタンの上にはステータスインジケーターのLED。底面には充電用のmicro USBポートがひとつある

背面には大きなビープ音を発生する内蔵スピーカー。下の方にはアプリの導入で必要になるシリアルナンバーが記載されている

 Cobra Tagをスマホと連携して動作させるには、AndroidはGoogle Playストア、iPhoneはApp Store、BlackBerryはBlackBerry App Worldから、各機種ごとの対応アプリ「Cobra Tag」をダウンロードして、インストールする必要がある。

 使い方は極めて簡単で、Cobra Tagを鞄やデジカメなどにネームタグのように取り付け、それらが一定距離以上スマホから離れると、あらかじめ設定したアラーム音が双方から発生する仕組みだ。またその逆の使い方として、置いた場所を忘れてしまったスマホの位置を知るために、Cobra Tag側のボタンを押すと、スマホから設定したアラームや任意の音楽を鳴らせることもできる。

Android、iOS、BlackBerryの3種のOSに対応。Cobra TagはBluetoothで接続されたスマホとの距離を監視することで、置き忘れや盗難の危険性を持ち主に知らせてくれる

Cobra Tagはリング形状なので、ベルトなどで鞄にホールドしてやる必要がある

使い道としては、スマホの紛失防止以外では、鞄やカメラ、キーホルダーが御三家だ


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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