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T教授の「戦略的衝動買い」 第218回

マルチ機種対応の盗難紛失防止タグ Cobra Tagを衝動買い

2012年11月14日 12時07分更新

文● T教授、撮影● T教授

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接続が切れた地点をメールで送信する機能も

 スマホをどこかに忘れて遠くへ移動してしまったとか、スマホは携帯しているが、Cobra Tagを取り付けた鞄をどこかに置き忘れてしまったといった場合には、Cobra TagとスマホのBluetooth接続が途絶えた地図上の場所(マップ座標)を、GoogleメールやTwitterアカウント、Facebookアカウントに送ってくれるよう設定が可能だ。通知を受け取れるのが自分だけでいいならメールに送信し、友人や知人にヘルプを求めるなら、SNSの利用もありえるだろう。

スマホを紛失した時に、メールやSNSで通知や紛失場所の座標がほしい場合にチェック。なくしてからどれくらい時間の経過した後に通知するかや、誰に知らせるかなどの詳細も設定可能

メールで送られてきたGoogle Map上の座標をタップしたところ、なくした場所のおおよその地図が表示される

 もちろん送られてくるのは、Cobra Tagとスマホの通信が途絶えた時点の場所ではないが、基本的にBluetooth無線で接続されていた両者の場所は、地図上では10m以内と極めて近接しているという前提で、スマホのGPS機能を利用して、その時点でのスマホの位置情報を発信する仕組みだ。

 小さなCobra Tagではあるが、スマホと連携することで、いろいろ便利な機能を提供してくれる。例えばアプリケーション設定のメニューにある「電子メールサポート」の場合、Cobra Tagに関して不明点や質問などがある場合はサポートへのボタンをタップするだけで、宛先やスマホの機種固有情報が最初から入力された状態でメールアプリが起動する。あとは質問など、メール本文を入力するだけでいいようになっている。

「電子メールサポート」の依頼メールは、必要事項のみ記述すればいいように、前提条件は先に埋められて作成画面が表示される

 筆者は普段、Cobra Tagを愛用の薄型アタッシュケースに取り付けている。実際の機能の利便性よりも、「見るからに電子的で怪しいハイテクタグが付いている」という視覚効果のほうが、効能になっているように思える。スマートフォンの普及とクラウドサービスの進化に連れて、今後も盗難・置き忘れ防止のタグビジネスはますます拡大するだろう。

筆者の鞄に取り付けたCobra Tag。接続が上手くいっている間は何の変化もない。例えば「定期的にLEDが赤く光る」といったデモ要素があったほうが、周囲に対してセキュリティー製品としての見せかけ上の“威圧感”があっていいのではと思うのだが……

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:Cobra Tag
価格:テクノハウス東映にて4980円で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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