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T教授の「戦略的衝動買い」 第218回

マルチ機種対応の盗難紛失防止タグ Cobra Tagを衝動買い

2012年11月14日 12時07分更新

文● T教授、撮影● T教授

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Bluetoothでスマホとペアリング
設定はスマホアプリから

 ここでは筆者が日常的に使っているAndroidスマホであるGALAXY Note 2と、Cobra TagをBluetooth接続した例を参考にして解説しようと思う。Cobra TagとGALAXY Note 2との最初の設定は、Bluetoothによるペアリングの実施だ。ペアリング操作が終了して、スマホ側からCobra Tagがペアリング済みのデバイスと見えるようになったら、今度はスマホ側でCobra Tagアプリを起動して細かな設定を行なう。

 設定の初めはユーザー自身の登録や、Cobra Tagのシリアル番号の登録だ。ひとつのスマホで7台までのCobra Tagを管理・運用できる(Androidの場合)。複数のCobra Tagを管理・運用している場合、デバイスリストを表示した時にすべてのCobra Tagがリスト表示される。

導入の第一歩は、スマホとBluetoothでペアリングすること

Androidの場合はPlayストアから、「Cobra Tag」アプリ(赤丸内)をダウンロードして導入する

まずはユーザー名(氏名とメールアドレス)とCobra Tagの背面に書かれているシリアル番号を入力する

アプリを起動すると、周囲のペアリングされたCobra Tagを探して見つけて表示

 Cobra Tagの設定は大きく分けて、デバイスリストに表示される各Cobra Tagのハードウエア設定である「デバイス設定」と、各Cobra Tagごとのソフトウエアの動作を決める「アプリケーション設定」の2種類がある。

 デバイス設定では、現在Bluetooth通信でスマホと接続されているCobra Tagの名前や、動作の前提となる監視距離(ステータス)、バッテリー残量など、デバイス固有の「デバイス情報」が表示される。デバイス設定のメニューでは、各Cobra Tagの名称変更やアイコンの変更、アラート距離の設定、デバイスアラームのオン/オフやスマホの着信音、バイブレーションのオン・オフなどが設定できる。Cobra Tagから見失ってしまったスマホを呼び出す時のサウンドや、一定距離以上両者がに離れた場合のアラーム音として、スマホに収録した音楽ファイルも利用できる。

デバイス情報を見れば、そのデバイスの名前や距離、バッテリー残量などがわかる

デバイス設定では、任意のCobra Tagの属性変更や機能のオン・オフを設定できる。筆者はスマホ側のアラーム設定をBeatlesの曲に設定している

 アプリケーション設定では、例えばスマホをオフィスのデスクの上に置いたまま、Cobra Tagを持った人が一定距離を超えて離れた場合、あるいは、スマホが何らかの理由で持ち去られた場合に、スマホを使えないようにロック(施錠)する機能が提供されている。

複数のCobra Tagをスマホで管理する時は、各Cobra Tagに目的別の固有のアイコンや名称を割り振れるので便利だ。デバイスリストに同時に多くのCobra Tagが表示されても、ひと目で何に取り付けられているのか判別がつく

アラートを鳴らす距離も、「近く」と「遠く」という大雑把な2種類だが各デバイスごとに設定可能だ。身の回りのごく至近距離に置いておくものか否かで分類するのかもしれないが、筆者にはあまりアイデアがわかなかった

 持ち主以外の第三者がスマホを使えなくするロックのタイミングは、スマホとCobra Tagの通信が途絶えてからの“経過時間”を基準に、ユーザーが自由にメニューから設定できる。また、ロック時にスマホのスクリーンに表示されるメッセージも、自由に作れる。

アプリケーション設定ではCobra Tagを活用するためのソフトウエアを設定する(左)。他人に使われたら困るスマホは、ロック設定で「ロックをオンにする」にしておけば被害を最小限に抑えられる(右)。スマホとの通信が切れてしまったCobra Tagの状況をどう知らせるかの設定も、「通知と共有オプション」で細かく設定できる。

ロックされた時にスマホのディスプレーに表示するコメントも自由に作れる

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