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最新パーツ性能チェック 第131回

ソケットの変更までした新APU“Trinity”のCPU性能とは?

2012年10月02日 13時01分更新

文● 加藤 勝明

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TDP 100Wが落とす影

 最後にシステム全体の消費電力を「ワットチェッカー」で比較してみよう。高負荷時のテストには、CINEBENCHのマルチコアテスト実行時の安定値を採用している。

消費電力(単位:W) ←better

 先日のGPU編では、アイドル時は省エネだがピーク時は消費電力が増えてしまうのはGPUコアが強化されたせいかも、と報じたが今回CPUしか使わないCINEBENCHでも、GPU編と似た結果になった。つまりTrinityの最高TDPが100Wという高めの設定になっているのは、Bulldozerアーキテクチャーのせいでもある、という結論になる。
 演算性能はCore i5の半分程度なのに、消費電力は3割増し……CPUのワットパフォーマンスはかなり悪いと言わざるを得ない。

Core 2世代のマルチコアCPUからの乗り換えに最適

 “CPUは速くてナンボ”という考えなら、Trinityは「安いだけのCPU」という評価が適当だ。しかし安価で最新ゲームもそこそこ動く(設定の調整は必要だが)GPUがセットになっているCPUとしては、Trinityは非常に優秀だと評価できる。

Adobe Photoshop CS6を使用した画像へのエフェクトにかかる時間をCore i5-2520Mと比較したグラフ。GPUを使う処理ではそのパワーをフルに発揮できる

 Core iやLlano世代からあえて乗り換えるだけの魅力はないが、Core 2世代のCPUに、GeForce 9600 GTとかRadeon HD 3650のようなGPUを載せた“半端なスペックのPC”からの乗り換えプラットフォームとしては、非常によい製品に仕上がっていると感じる。今回は試していないが「K」付き型番なのでCPUもGPUもオーバークロックが楽しめる。ある意味盛り沢山のCPUといえるだろう。

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