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2年連続の女王戴冠なるか? 5年目のミクGTプロジェクト 第41回

ハイブリッドの新しい夜明けが

厳しい戦いのGT富士戦 チャンピオンシップの行方は?

2012年09月14日 16時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●鉄谷康博、加藤公丸

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抜かれるレースを強いられ
非常に苦しい戦いだった富士戦

 一方、ミクZ4はすぐ後ろに迫っていたライバルのゲイナーR8に抜かれ8位に後退。あわやGT-Rにも抜かれそうになるが、なんとか8位をキープしたままチェッカーを受けた。12位まで順位を上げていたMirai Z4は、前を走っていたマッハ458先輩を猛追していたが、なんと残り1周というところで、マッハ458先輩はタイヤがバーストし、ストップ。そのまま順位を上げて11位でゴールしたのだった。

 今期2回目の富士はミクZ4が8位、Mirai Z4が11位と、なかなか厳しいレースになってしまった。番場選手は今回のレースを振り返り「自分としてはまったくミスがなかった。接触もなかったしクルマもタイヤも問題なかったのに、もっと前にいけなかったのは悔しいです」とコメント。大橋監督は「ミクZ4は想定していたよりタイヤと路面がマッチングしていなかったのが原因かと。次のオートポリスは去年まではZ4が苦手としていたコースですが、今年はマシンの特性上、得意なはずです。一矢報いたいですね」とのことなので、オートポリス戦での反撃を期待しよう。

 レースは1位がハンコックポルシェ、2位がプリウスGT、3位が無限CR-Zと、なんと今年参戦したばかりのハイブリッド車が2~3位を占め、来年のGTの勢力図がうっすらと見える結果になった。痛車勢は8位:ミクZ4、11位:Mirai Z4、13位:エヴァ紫電、14位:イカ娘フェラーリ、15位:音々コルベット、17位:マッハ458先輩と、今大会は総じて下位に沈んでしまった。

 次戦のオートポリスでは、ウェイトハンデが半分になる(ポイント×1)。ミクZ4もMirai Z4も、旋回性を武器にライバルたちを圧倒してくれ! 泣いても笑ってもあと2戦だ!

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