デザインを一新した筐体に高性能を搭載
コンシューマ向けデスクトップPCの主流が液晶一体型になり、セパレート型のマシンは各メーカーともラインアップを縮小しつつある。しかし、自分の好みに合わせてディスプレーを選べる点や、パフォーマンスを追求しやすいことなどから、いまだにヘビーユーザーを中心に根強い人気がある。なかでも、拡張性が高く、メンテナンスがしやすいミニタワーはニーズが高い。
BTOによる直販で、ユーザーの多様なニーズに応えているエプソンダイレクトの「Endeavor TY5100S」も、そうしたセパレート型ミニタワーPCのひとつ。白を基調にしたオーソドックスな外観の前モデル「Endeavor TY5000S」から筐体デザインが一新し、ブラック&ホワイトのツートンカラーを採用した精悍な面構えに生まれ変わっているのが印象的だ。
基本構成はインテルCore i3-2120(3.3GHz)、4GBのRAM、500GBのHDDなどとなっており、直販価格は5万4810円から用意。今回試用したのは、CPUにクアッドコアの第3世代Core i7-3770(3.4GHz)を採用。加えてオプションのグラフィックボードも搭載されていた。ちなみにグラフィックボードに装備されているGPUは、ミドルレンジの「NVIDIA GeForce GTS 450」で、映像出力端子としてDVI-I×2、ミニHDMIの3系統を備えている。本体に標準搭載されているDVI-D、アナログRGBを加えると、全部で5系統の映像出力端子を利用することが可能だ。
試用機のおもな仕様 | |
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CPU | Core i7-3770(3.4GHz、ターボ・ブースト時最大3.9GHz) |
メモリー | 8GB(DDR3-1600) |
チップセット | インテル H77 Express |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTS 450(GDDR5 1GB) |
ストレージ | 128GB SSD(プライマリー)+500GB HDD(セカンダリー) |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit(SP1) |