普段使いにちょうどいい!「Endeavor S シリーズ NY2300S」 第3回
シンプルな外観デザインでビジネスだけではなく普段使いにも
軽快な動作でビジネスユースも納得の「Endeavor NY2300S」
2012年12月13日 13時00分更新
タッチパネルは非搭載もレスポンスはじつに軽快
第1回にも触れたが、この「Endeavor NY2300S」はOSにWindows 8を採用したモデルである。だが、本製品のディスプレーはタッチ操作には非対応。Windows 8らしい指先での操作をしてみたい、とお思いの方は注意が必要だ。
その一方で、Windows 8の特色のひとつである起動時間の速さに関しては、十分に実感ができた。シャットダウン状態から、本体キーボード上部の電源ボタンを押してから、Windows 8のスタート画面が表示されるまでの時間は、実測してみたところ約17秒。スリープ状態からだと、2秒未満とほぼ瞬時に立ち上がる。
試用機の主な仕様 | |
---|---|
製品名 | Endeavor S シリーズ NY2300S |
機種名 | スタンダードモデル |
CPU | Core i5-3210M(2.50GHz、ターボ・ブースト時最大3.10GHz) |
メモリー | 4GB(DDR3 1600MHz) |
チップセット | モバイルインテル HM76 Express |
グラフィック | インテル HD グラフィックス4000(CPUに内蔵) |
ストレージ | HDD 500GB(5400rpm) |
ディスプレイ | 14インチ(1366×768ドット表示) |
光学ドライブ | DVDスリムスーパーマルチ |
通信機能 | 1000BASE-T、IEEE802.11b/g/n |
バッテリー駆動時間 | 約7.6時間 |
OS | Windows 8 64bit |
サイズ/重量 | 幅350×奥行き235×高さ32~38mm/約2kg |
直販価格 | 4万9980円(バリューモデルは3万4980円) |
このように見ていくとこの「Endeavor NY2300S」、いわゆる最近流行りのUltrabookの範疇からは、本体重量や厚みの点でちょっと外れてしまうものの、その起動の素早さにすこぶる高いスタミナ性能、また「スタンダードモデル」であればIvy Bridge世代のCPUにも対応と、まさにUltrabookに匹敵する性能を秘める1台であると言えるだろう。
仕事の際に年中PCを持ち歩くようなユーザーには、本体重量やバッテリ駆動時間の面で物足りないかもしれないが、オフィス内において場所を変えて作業をする程度であれば、十分に対応可能な機動力は備えている。価格面も「スタンダードモデル」でも十分にコストパフォーマンスは高いし、そのうえ新OS搭載モデルが3万円台で入手できるというのは、魅力的ではないだろうか。
また、ビジネスユースを多分に意識したモデルではあるものの、さまざまなメディアの読み込みができるなど、幅広い使用シーンに対応できる懐の広さがあり、それでいて低価格の割に十分なマシン性能を備えている。中高生ぐらいの子供やお年寄りといった、はじめて自分専用のPCを持つといったユーザーへの入門機としても、意外にうってつけの1台ではないだろうか。

この連載の記事
-
第2回
デジタル
3万円台から手に入るセミモバイルPC「Endeavor NY2300S」 -
第1回
デジタル
超リーズナブルで上々の性能ぶりの「Endeavor NY2300S」 - この連載の一覧へ