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Core i7上位版や16GBメモリーも選択できるパワフル仕様!! 「Endeavor NJ5700E」ロードテスト 第5回

フルHD液晶で7万9800円からという安さが魅力の「Endeavor NJ5700E」

2012年08月30日 21時00分更新

文● 星 紀明 写真●篠原孝志(パシャ)

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フルHD対応の15.6インチ液晶ディスプレイに加え、Core i7-3820QM、NVIDIA GeForce GT 640Mを搭載したエプソンダイレクトが誇るハイエンドノートPC「Endeavor NJ5700E」を6回に分けて徹底チェック! 第5回目となる今回はディスプレーと光学ドライブに関する性能を検証していく。第1回第2回第3回第4回はこちら。

15.6型ワイドのフルHD液晶を標準で搭載

Endeavor NJ5700E(フルHD液晶&専用GPUモデル)」には、液晶ディスプレーにノングレアのフルHDパネルが標準搭載されていることも大きな魅力だ。大手メーカー製のスタンダードノートでフルHD液晶を採用した製品というのは未だに少なく、あっても高価な上位モデルか、直販モデルの注文時カスタマイズで選ぶぐらいしかない。フルHD液晶&専用GPUモデルの場合、当然、ベースモデル自体がフルHD液晶ディスプレー搭載で、基本構成なら7万9800円という低価格でフルHD液晶ノートを手に入れることができる。なお、QUADコアCPU搭載モデルの液晶ディスプレーは1366×768ドットで、これを注文時カスタマイズでフルHD液晶に変更することはできない。

 液晶パネルがフルHDであることのメリットとしては、まず表示領域の広さがあげられる。一般的なスタンダードノートの画面解像度は1366×768ドットだが、フルHD液晶では1920×1080ドットとなるので、画面あたりのドット数は1366×768ドット液晶と比べて約2倍になる。つまり、一画面に表示できる情報量が大幅に増えるので、情報の一覧性が高まるのだ。たとえば、ブラウザーでウェブを閲覧する際、解像度が低いとページを何度もスクロールしなければならないが、解像度が高ければ画面に表示できる範囲も広くなるので、ページ全体を見渡しやすい。

フルHD液晶では一度に見渡せる範囲が広くなり(写真左)、1366×768ドットでは下に隠れてしまう部分も表示される(写真右)

 ただし、画面サイズは同じ15.6型ワイドで解像度が異なると、同じ級数の文字でもフルHD液晶の方が相対的に小さく表示されるので、人によっては見づらいと感じることもある。個人的にも、15.6型ワイドでフルHD解像度では、やはりテキストが主体のコンテンツを長く見ていると目に疲労を感じる。そのような場合には「コントロールパネル」-「デスクトップのカスタマイズ」で「ディスプレイ」を開き、表示比率を「中(M)-125%」に切り替えると、画面の解像度はそのままでテキストやデスクトップアイコンなどを拡大表示できる。

「コントロールパネル」-「デスクトップのカスタマイズ」-「ディスプレイ」で、「中(M)-125%」に変更すると、画面上のテキストなどがこの比率で拡大表示される

 液晶パネル自体の品質については、彩度が若干浅めで、垂直方向の視野角がやや狭い印象はあるものの、輝度は十分。また、映り込みも気にならないアンチグレア方式なのがよい。廉価なノートに使われている液晶パネルには、暗部階調に難があるものも多いが、「Endeavor NJ5700E」に関しては特に問題なく、暗部がつぶれて見づらいということもなかった。



エプソンダイレクト株式会社

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