3Dゲームも楽しめるハイパフォーマンス
クアッドコアの第3世代Core i7とオプションのビデオボードを搭載しているだけあって、本機のパフォーマンスは非常に高い。そこで、具体的な性能をチェックするため、ベンチマークテストを数種類実施してみた。
まず、OS標準のWindows エクスペリエンス インデックスでは、プロセッサが7.7、メモリが7.8という、最高値7.9に迫るスコアを記録。またグラフィックスとゲーム用グラフィックスがともに7.2という結果になった。また試用機の場合、ストレージとして読み書きの高速な128GB SSDが搭載されていたため(セカンダリとして500GB HDDを搭載)、プライマリハードディスクは最高値の7.9に達している。
続いてPCMark7では、以下の通りになった。
PCMark7スコア | |
---|---|
PCMark score | 4870 |
Lightweight score |
4085 |
Productivity score |
4195 |
Creativity score |
4965 |
Entertainment score |
4298 |
Computation score |
3586 |
System storage score |
5201 |
PCMark scoreのディテールを見ると、以下のようにストレージ性能を測るSystem storageの数値がHDDを採用した一般的なPCに比べてかなり高い。データ読み書きの高速なSSDの恩恵が感じられる結果だ。また、Graphics - DirectX 9の数値も良好。これは専用GPUを搭載していることによるものだろう。
PCMark7スコアのおもなPCMark scoreディテール項目 | |
---|---|
PCMark score | 4870 |
Video playback and transcoding / Video playback |
23.01fps |
Video playback and transcoding / Video transcoding - downscaling |
6375.30kB.s |
System storage - gaming / System storage - gaming |
15.99MB/s |
Graphics - DirectX 9 / Graphics - DirectX 9 |
64.35fps |
Image manipulation / Image manipulation |
10.52Mpx/s |
System storage - importing pictures |
27.73MB/s |
Web browsing and decrypting / Web browsing |
19.67pages/s |
Web browsing and decrypting / Data decrypting |
104.03MB/s |
System storage - Windows Defender |
5.36MB/s |
一方、CINEBENCH R11.5でテストしてみたところ、CPUのスコアは7.14ptsとなった。動作周波数が同等となる3.4GHzのSandy Bridge世代のCore i7-2600が6.9pts前後なので、それと比べても若干パフォーマンスが向上している。また「モンスターハンター フロンティア オンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」を使って実際のゲーム時の快適さをチェックしてみたところ、解像度1280×768ドットの設定で「8613」というスコアを記録。最新の3Dゲームでも、多くのタイトルをストレスなく快適に遊べる水準だ。
参考までに、3DMark 11でもベンチマークをとってみたところ、スコアはP2426となった。ハイエンドカードに比べれば見劣りのする結果だが、CPU内蔵のインテルHD Graphics 4000の3倍前後の数値は出ているので通常の用途には十分すぎるだろう。
3DMark 11