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Core i7上位版や16GBメモリーも選択できるパワフル仕様!! 「Endeavor NJ5700E」ロードテスト 第2回

600MHzの違いでパフォーマンスの差が歴然!

Core i7-3820QM搭載のハイエンドノート「Endeavor NJ5700E」

2012年08月09日 11時00分更新

文● 星 紀明 写真●篠原孝志(パシャ)

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フルHD対応の15.6インチ液晶ディスプレイに加え、Core i7-3820QM、NVIDIA GeForce GT 640Mを搭載したエプソンダイレクトが誇るハイエンドノートPC「Endeavor NJ5700E」を6回に分けて徹底チェック! 第2回目となる今回は、CPUやメモリーなどのパフォーマンスに注目。本製品の実力を明らかにする! 第1回はこちら。

大手メーカー製品には採用されないCore i7の上位版も選べる

Endeavor NJ5700E」の「フルHD液晶&専用GPU搭載モデル」で選択できるCPUは6種類と豊富で、予算や用途に応じて最適なものをチョイスできるようになっている。最も安価なのは第2世代(Sandy Bridge)のCore i3-2350Mだが、それ以外は製造プロセスが22nmに微細化された第3世代(Ivy Bridge)のCore i7/i5/i3となる。

 注目したいのは、6種類のうち、半数が4コアの第3世代Core i7で占められているという点だ。旧モデル「Endeavor NJ5500E」では、4コアCPUとディスクリートGPU(NJ5500EにはGeForce GT 540Mが使われていた)を併載できなかったため「フルHD液晶&専用GPU搭載モデル」で選択できるCPUは、2コアのCore i7-2620Mが上限とされていた。それが今回の「Endeavor NJ5700E」では、CPU、GPUともに新世代チップに変わったことで「フルHD液晶&専用GPU搭載モデル」でも、4コアCPUを搭載できるようになった。この改善はハイスペック志向のユーザーから大いに歓迎されるに違いない。

注文時カスタマイズで選択できるCPUは6種類で、そのうち上位3つがIvy Bridgeコアの新型Core i7。リーズナブルなCore i3は、Ivy Bridgeコアの3110MとSandy Bridgeコアの2350Mの2種類を用意している

 いまでこそ4コアCPUを搭載したノートも珍しくなくなったが、大手メーカー製ノートの夏モデルを見ると、そのほとんどはCore i7-3610QMか、その低電圧版にあたるCore i7-3612QMを採用しており、さらに上のCore i7-3720QMやCore i7-3820QMを採用した製品は見当たらない。その最たる理由は、やはりコストだろう。そもそも上位クラスのCPUは、下位クラスのものよりも生産数量が少ないうえ、初期は歩留まりもあまり良くない。そのため、どうしても単価が高くなり、そのコストを製品価格に反映すると競合製品に対しての価格競争力が落ちてしまう。また、2コアのCore i5と4コアのCore i7では性能差が体感的にもわかるが、同じ4コアのCore i7でモデル違いとなると、一般ユーザーにアピールできるほどの明確な違いは現れにくい。

 だが、デスクトップPCのリプレースでノートPCを購入する場合、Core i7の中でもできるだけ上位を求める向きも少なからずいるはずだ。「Endeavor NJ5700E」なら、そうしたハイスペック志向のニーズにも応えられるうえ、価格もわりあいと安く抑えられるというメリットがある。次のページでは、ベンチマークテストを実施しつつ、本製品の実力を検証していこう。

「Endeavor NJ5700E

試用機の主な仕様
CPU CPU:Core i7-3820QM(2.70GHz、ターボ・ブースト時最大3.70GHz)
メモリー 16GB(8GB×2、DDR3 1600MHz SDRAM)
チップセット インテル HM77 Express
グラフィック NVIDIA GeForce GT 640M(1GB)
ストレージ ハイブリッドHDD 500GB(8GB SLC内蔵)
光学ドライブ Blu-rayドライブ(BDXL対応)
バッテリー駆動時間 約5.4時間
サイズ/重量 W380×D262×H34~37mm/約2.6kg
OS Windows 7 Home Edition 64bit(SP1)


エプソンダイレクト株式会社

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