普段使いにちょうどいい!「Endeavor S シリーズ NY2300S」 第1回
多彩なシーンに対応可能な懐の広さも光る!
超リーズナブルで上々の性能ぶりの「Endeavor NY2300S」
2012年11月23日 11時00分更新
本体サイズ以上の画面の広さを実感
Windows 8搭載モデルが花盛りな昨今のPCシーン。そんななかエプソンダイレクトからリリースされた新モデル「Endeavor S シリーズ NY2300S」は、「普段使いにちょうどいい。」と自ら謳うだけあり、派手さこそないものの、いざ実際に使ってみるととても使い勝手の良い一台だ。今回はその実力のほどを紹介していこうと思う。
まず、Endeavor S シリーズ NY2300Sの液晶は14型だ。デスクトップノートとしては、やや小ぶりのサイズで、書類などいろいろ乗った職場の机でも場所をとらずに置けそう。一方、ディスプレー解像度はしっかりと1366×768ドットあり、複数のWebブラウザを開いての作業も、さほど不便なくこなせる作業領域を保っている。
Endeavor S シリーズ NY2300Sの質量は約2.0kgと、これは昨今出ているコンパクトノートと比較すると、やや重め。ただし、例えば仕事をしているオフィスから会議室へちょっと持っていくといった程度なら、まったく苦にならない重さだ。どうしても外出先で必要となった場合でも、ギリギリ許容範囲ではないだろうか。
映像出力は、HDMI端子に加えてアナログディスプレイがつながるD-Sub端子も装備。ディスプレイはデジタル化が進んでいるが、プロジェクターはまだアナログという会社も多いはず。Endeavor S シリーズ NY2300Sの使用用途をよく考えた適切な選択と言えるだろう。
また、Endeavor S シリーズ NY2300SのUSBは4ポートあり、そのうちの2つはUSB3.0となっている。SDカードスロットも搭載され、データのやり取りに関する利便性がより向上している。データのやり取りという点では、光ディスクドライブの存在(スリムスーパーマルチドライブ・DVD±R 2層書き込み対応)も光るところ。
PCリテラシーの進んだユーザーはオンラインストレージの利用が増えているようだが、まだまだ「メールで送れないデータのやりとりは物理メディアで」というユーザー(年配の管理職?)も多いはず。様々なメディアの読み込みに対応することに越したことはなく、こちらも使用用途をよく考えた適切な選択だ。
試用機の主な仕様 | |
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製品名 | Endeavor S シリーズ NY2300S |
機種名 | スタンダードモデル |
CPU | Core i5-3210M(2.50GHz、ターボ・ブースト時最大3.10GHz) |
メモリー | 4GB(DDR3 1600MHz) |
チップセット | モバイルインテル HM76 Express |
グラフィック | インテル HD グラフィックス4000(CPUに内蔵) |
ストレージ | HDD 500GB(5400rpm) |
ディスプレイ | 14インチ(1366×768ドット表示) |
光学ドライブ | DVDスリムスーパーマルチ |
通信機能 | 1000BASE-T、IEEE802.11b/g/n |
バッテリー駆動時間 | 約7.6時間 |
OS | Windows 8 64bit |
サイズ/重量 | 幅350×奥行き235×高さ32~38mm/約2kg |
直販価格 | 4万9980円(バリューモデルは3万4980円) |
初出時、価格が誤っておりました。お詫びし、訂正させていただきます。(2012年12月6日)

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