このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

週刊 PC&周辺機器レビュー 第132回

写真やゲームをより美しく見せるナナオの液晶 FS2333

2012年07月09日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

細かな改良で使いやすさを大きく向上

 Smart Insightのような優れた補正機能が目立つFS2333だが、前機種FS2332で寄せられたユーザーの意見を元に、細かい部分の使い勝手も多数改善されている。そのひとつが付属のリモコンだ。

 補正レベル次第であるが、Smart InsightやSmart Resolutionの効果は適さないシーンもある。例えばSmart Insightは、写真の修正を行なうのには適さない。ゲームによっても向き不向きがあるだろう。FS2332ではこれらSmart機能の有効無効やレベルを切り替えるには、何階層かのメニューを辿らないとならなかった。そこでFS2333では、リモコン上に「Smart」ボタンを用意。ボタンひとつでSmart機能各種の設定にアクセスできるようになった。

FS2333の付属リモコン。左下にある灰色の枠で囲まれたボタンが「Smart」ボタン

 また、FS2332のリモコンは薄型のカードタイプだったが、ボタンのクリック感がなく、今ひとつ使いやすいとは言い難かった。FS2333の付属リモコンは、一般的なデザインとなり、使い勝手は向上した。

 FS2332では、ディスプレーの前後への傾斜(チルト)は可能だったが、左右に向きを変える機能はなかった。FS2333ではスタンド底面に回転機構が備わり、左右各172度に回転可能となった。ディスプレー部分の上下位置も、60mmの範囲で変更可能になったほか、背面にはハンドルが用意され、ディスプレーの持ち運びや高さ調節がしやすくなっている。

FS2333の背面。上部中央にあるのがハンドル。海外市場でのFS2333はゲーミングディスプレー用途を重視しているため、このハンドルもLANパーティーでの使用を想定したもの

ディスプレー部の高さを60mmの範囲で変更できるようになり、見やすい位置へのセッティングが楽になった

 FS2332はステレオスピーカーを内蔵していたものの、音質が良いとはとても言えず、欠点のひとつであった(そのためヘッドホン出力を側面に備える)。FS2333でもスピーカー自体はそれほど改善されていないとのことだが、左側面のヘッドホン出力に加えて、内蔵アンプを通さない音声のライン出力も装備。音声出力を外部のスピーカーに接続する際に、「アンプを通さないでほしい」という要望に応えたという。さらに細かい点だが、背面にモニターアームを接続する場合を考慮して、スタンドとアーム部分が完全にディスプレーから取り外せるようになった。FS2332はスタンドしか外れなかったため、モニターアームに接続してアームが残ってしまって不便だった点を受けての改良である。

 記者は特にゲーム用ディスプレーとしてFS2332を愛用しているが、FS2333のSmart Insight機能の見やすさと、細かい部分の使い勝手向上には感心させられた。FS2333への買い換えも予定しているほどだ。直販サイトでの実売価格は3万9800円と、最近の23型フルHDディスプレーとしては高めの価格の製品だが、ゲーマーはもちろんのこと、普通の写真やウェブサイトもよりキレイに見たいという人にもお勧めしたいディスプレーである。

FORIS FS2333 の主な仕様
パネルサイズ 23型ワイド(ノングレアタイプ)
解像度 1920×1080ドット
視野角 左右178度、上下178度
最大輝度 200cd/m2
コントラスト 1000:1(コントラスト拡張時5000:1)
応答速度 3.4ms
映像入力 HDMI×2、DVI-D、アナログRGB
サイズ 幅545×奥行き200×高さ390~450mm(スタンド含む)
質量 約5.4kg
価格 オープンプライス(直販価格 3万9800円)

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン