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暗い画像も鮮明に表示 ナナオ「FORIS FS2333」を発表

2012年06月14日 15時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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FORIS FS2333

 ナナオは14日、エンターテインメント向け液晶ディスプレー「FORIS」ブランドの新製品として、「EIZO FORIS FS2333」を発表した。価格はオープンプライスで、同社直販サイトでの販売価格は3万9800円。発売日は7月13日の予定。

 FS2333は、2011年7月に発売された「EIZO FORIS FS2332」の進化版と言える後継機種である。23型/1920×1080ドットのLEDバックライト液晶ディスプレーという基本構成や、高画質化のためのさまざまな機能を継承しながら、さらに見やすくする新機能「Smart Insight」を搭載した点が特徴となっている。

 Smart Insightは入力される映像を1ピクセルごとに解析し、ピクセル単位で暗い部分だけを明るく強調する処理を施す。これにより、人間の目で見た絵に近い、暗い部分のディテールも見やすく補正された映像を表示できる。画面全体の明るさを変更するするガンマ補正や明度調整と異なり、明るい部分はそのままに暗部だけを適切に強調するため、ガンマ補正のような白飛びした映像にせずに見やすくできる点が特徴である。

Smart Insightの原理説明図。画面を構成する個々のピクセルの周囲と画面全体を見て、適切な明度に補正する

 Smart Insightを有効にした状態で写真を表示すると、あたかもHDR撮影をした写真のように、影や逆光で暗くつぶれた部分のディテールも再現できる。またゲームで有効にした場合では、暗くて見えないところに潜んでいる敵やアイテムも視認しやすくなり、ゲームを有利にできるとされている。Smart Insightの効果は、オフ状態から5段階の強弱で変更できる。カラーモードを「Game」に設定した場合は、プロe-Sportチーム「Fnatic」の協力により開発された5段階に切り替わり、ほかのモードよりもさらに明るい表示を選択可能になる。

Smart Insightによる補正の例。写真の暗部が適度に明るくなっているのがわかる

 FS2332で好評を博した、必要な部分だけに超解像をかける機能「Smart Resolution」や、画面内から動画の部分だけを自動検出して、そこにだけSmart InsightやSmart Resolutionをかける機能「Smart Detection」(FS2332では動画領域補正と呼称)といった機能もそのまま継承している。

FS2333の正面。写真中央やや下にある青いカラーシートは交換可能で、青のほかに赤とグレーが付属する

 ディスプレーパネルはFS2332と同等のIPS液晶パネルを使用しているが、応答速度を高めるオーバードライブ機能を有効にした場合は、3.4msという高速な応答速度を実現してブレのない映像を表示できる。また、高速な映像処理回路を搭載することにより、Smart InsightやSmart Resolutionを有効にした状態でも、表示遅延は0.05フレーム未満という超低遅延表示も実現している。

 映像入力端子は、HDMI×2、DVI-D×1(HDCP対応)、アナログRGB(D-Sub 21ピン)を装備。そのほかにステレオミニジャックの音声入力端子と、ヘッドホン端子、新しく追加されたラインアウト端子(いずれもステレオミニジャック)を備える。

 筐体のデザインも変更され、ディスプレー本体はやや薄型化された。ディスプレーを移動させる際に便利なハンドルが、背面に用意されている。またスタンド部分は上下の傾きを変えるだけだったFS2332から改良され、左右172度に回転するスイーベル機能、ディスプレー部分の上下位置を変える昇降機能(60mm上がる)も加えられた。そのほかにも、スタンドから外してディスプレー本体をディスプレーアームに接続して使う場合に邪魔にならないように、スタンド部を完全に取り外せる改良も加えられるなど、FS2332に寄せられたさまざまな要望を反映した改良が随所に取り入れられているという。

本体背面。上側中央に見える凹み部分がハンドル。スタンド下部にある赤いものは、新設のケーブルホルダー
本体付属のリモコン。カード型でボタンの押し具合がわかりにくかったFS2332のリモコンから、オーソドックスだがボタンの押しやすいデザインに変更

 またナナオではFS2333を皮切りに、今後発売するFlexScan、FORIS、ColorEdgeシリーズのディスプレー製品の保証期間を、本体および液晶パネルのどちらも購入日から5年間(製品使用時間3万時間以内)に延長すると発表した。今までは本体のみ5年間で、液晶パネルの保証期間は3年間だった。今後の新製品は本体、パネルのどちらも5年間となる。

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