最新スマホが次々登場 Mobile World Congress 2012レポート 第6回
スマホがタブレットやノートに合体! ASUSがPadFoneを発表
2012年02月27日 18時00分更新
ASUSTeK Computerは27日、ドックに合体してタブレット端末としても使えるAndroidスマートフォン「PadFone」を発表した。
PadFoneは「1つのデータプランを2つのデバイスに拡張する」をコンセプトに開発されたスマートフォン。4.3型・540×960ドットのスマートフォン本体を、10.1型ディスプレーを備えた付属の「PadFone Station」の背面ポケットに装着することで、タブレット端末としても使用できる。
さらに、タブレット部分を別売りのキーボード付きドック「Station Dock」と組み合わせると、ノートパソコン風にも使えるというギミックを備える。合体タブレット「Eee Pad Transformer」シリーズのコンセプトを、スマートフォンの領域まで広げた製品とも言える。
本体となるスマートフォン部分は、CPUにクアルコムのSnapdragon S4 8260A(1.5GHz)を搭載。OSにはAndroid 4.0を採用する。通信機能は3G(WCDMA)とEDGE/GPRS/GSMに対応するほか、LTE対応版も発売の予定である。そのほかに無線LAN機能として、IEEE 802.11b/g/nを備える。
PadFone本体の内蔵バッテリーは1520mAh。さらに、タブレット型のPadFone Stationと、キーボード付きのStation Dockはそれぞれ拡張バッテリーを内蔵。同社のウェブサイトでは、PadFone Stationとのドッキング状態で5倍、Station Dockとのドッキング状態では9倍のバッテリー性能を誇るとしている。
オプションはStation Dockのほかに、ヘッドセットの機能を内蔵したスタイラスペン「Stylus Headset」が用意される。
価格等は未定。発売時期は3G版が2012年4月、LTE版は2012年第3四半期の予定。詳細がわかり次第、またお伝えする。

この連載の記事
- 第22回 Mozillaがスマホ用OS「B2G」に乗り出す理由を聞いた
- 第20回 「2015年にトップ3を目指す」 中国Huaweiのスマホ戦略
- 第19回 Ericsson CTO「スマホ時代、高性能なネットワークが重要」
- 第18回 Nokiaに聞くWPとエコシステム戦略、そして4100万画素カメラ
- 第17回 ノキアブースでWP7端末や4100万画素スマホに触ってきた
- 第16回 クアッドコアスマホの一番乗り? Tegra 3搭載製品を俯瞰した
- 第15回 ファーウェイブースにはクアッドコア搭載タブレットもあった!
- 第14回 MWCで影が薄いインテル スマホCPUの競争はどうなる?
- 第13回 LGブースの目玉は5型スマホ 4コアのハイエンド端末も
- 第13回 パナも5型スマホをリリース 「ELUGA」で本気の海外展開
- 第12回 これはビックリ! HTCとKDDIが日本に特化した端末を開発
- この連載の一覧へ