5.3インチの大型液晶付きスマホである「GALAXY Note」のSIMフリーモデルを手に入れてから、正直、“ケータイ買い換え熱”は冷めていた。しかし、事情で今年は行けなかった“COMPUTEX TAIPEI”に行った友人・知人が話題にしていたPadFoneが気になり、ついに出張中の友人にオプション商品全部込みの「PadFoneフルセット」を現地で買ってもらった。
偶然が重なり、知らず知らずの内に、筆者は自宅のデスクトップPCからモバイルPCまで、なぜかすべてASUSの製品を使ってしまっている。同社の商品は、極めてガジェットマインドを刺激し、同時に極めてリーズナブルなプライスで市場に提供されているのが特徴だ。
PadFoneは、昨年のCOMPUTEX TAIPEIでお披露目された“ギミックてんこ盛りスマホ+”だ。単体のPadFoneはQualcommのSnapdragon S4と、4.3型の液晶ディスプレイ(540×960ドット)、Android 4.0(Ice Cream Sandwich)を搭載した極めて標準的なスマートフォンである。
しかし、さすがASUSの“商品発想力”は飛んでいる。ごく普及型のスマホであるPadFoneを、10.1型液晶を持つタブレット「PadFone Station」内部にドッキングし、外側のタブレットはスマホのCPU、通信機能、メモリーなどのコア・リソースをハックして動作する変わり種だ。
PadFoneは、microUSB端子とmicroHDMI端子、筆者レベルには目的不明の3接点端子の3ヵ所で、タブレット背面にあるPadFone BayのなかでPadStationと密着結合する。PadFone Bayへの取り付けをガイドする“スライディング・トラック”があるので、PadFoneの組み込み、取り出しは極めて容易と言える。
驚くべきことに、PadFoneの電源オンのまま、ホットドック(結合)、ホット・アンドック(分離)簡単にできてしまう。スマホを使っていても、大きな画面のほうが望ましいと感じたら、ドックすれば即解決だ。タブレットとインテグレーションすることで、PadFone Stationの解像度1280×800ドットを臨機応変に活用できる。
ドッキング・コンセプトのおかげで、スマホの契約電話回線をそのままタブレットでも使用できることは素晴らしい。大抵のユーザーが気がかりなのは、タブレット状態の時に電話着信があったら一体どうなるのだろうという心配だ。
幸い、ペンタブレットであるPadFone Stationには「PadFone Stylus Headset」というペン型をした“Bluetoothハンドセット”(受話器)が標準で付属している。PadFoneとインテグレートしたPadFone Stationとペアリングすることで、タブレット状態で着信しても、PadFone Stylus Headsetをスリムなワイヤレス受話器として完璧に通話できる。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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