「ELUGA」ブランドでグローバル市場への再度の本格展開を発表しているパナソニック モバイルコミュニケーションズは、MWC 2012でもホールの入口近くに単独のブースを設置。多くの来場者を集めていた。
展示されていたのは「ELUGA」と「ELUGA power」の2台だ。
「ELUGA」は国内ですでに発表されているモデルと
基本的に同じ外観
まずELUGAは、すでに国内ではドコモ「P-04D」、ソフトバンク「102P」として発表されているモデルの“ベースモデル”にあたる製品で、基本スペックはほぼ同等。
ディスプレーは4.3型の有機ELで画面解像度は540×960ドット。厚さは7.8mmながら、防水・防塵に対応する。現時点ではOSはAndroid 2.3だが、4.0へのアップグレードも予定しているという。国内モデルとの違いとしてはNFCへの対応がある。すでに各国通信事業者との話も進んでおり、春頃の発売を目指している。
5型でさらにハイスペックな「ELUGA power」
急速充電にも対応
もう一方の「ELUGA power」は、今回初登場の5型スマートフォン(画面解像度は720×1280ドット)。本体サイズは70×136×9.6mmとかなり大柄になったもののデザインコンセプトはELUGAと共通で、スリムなイメージが継承されている。
CPUはデュアルコアのSnapdragon S4 1.5GHzで、OSはAndroid 4.0。やはり防水防塵に対応する。カメラは800万画素。急速充電機能も特徴の1つで、50%には30分で、80%には57分で充電可能。こちらもNFCに対応している。
今回の展示機は、UIの作り込みなどはまだで、5型のサイズを活用するなど、ELUGA powerならではの要素はまだ確認できなかった。また、発売時期や(日本を含む)実際に投入される市場についてはハッキリとしたコメントはえられなかったが、「夏頃までには」とのことだ。
Optimus Vu: | ELUGA power | |
---|---|---|
ディスプレー | 4.3型有機EL | 5型液晶 |
画面解像度 | 540×960ドット | 720×1280ドット |
サイズ | 62×123×7.8mm | 70×136×9.6mm |
CPU | Ti OMAP4430 1GHz (デュアルコア) |
Snapdragon S4 1.5GHz (デュアルコア) |
OS | Android 2.3.5 (4.0にアップ予定) |
Android 4.0 |
カメラ画素数 | 800万画素 | 800万画素 |
バッテリー容量 | 1150mAh | 1800mAh |

この連載の記事
- 第22回 Mozillaがスマホ用OS「B2G」に乗り出す理由を聞いた
- 第20回 「2015年にトップ3を目指す」 中国Huaweiのスマホ戦略
- 第19回 Ericsson CTO「スマホ時代、高性能なネットワークが重要」
- 第18回 Nokiaに聞くWPとエコシステム戦略、そして4100万画素カメラ
- 第17回 ノキアブースでWP7端末や4100万画素スマホに触ってきた
- 第16回 クアッドコアスマホの一番乗り? Tegra 3搭載製品を俯瞰した
- 第15回 ファーウェイブースにはクアッドコア搭載タブレットもあった!
- 第14回 MWCで影が薄いインテル スマホCPUの競争はどうなる?
- 第13回 LGブースの目玉は5型スマホ 4コアのハイエンド端末も
- 第12回 これはビックリ! HTCとKDDIが日本に特化した端末を開発
- この連載の一覧へ