チーム奥澤
もっとも経済的に宇宙に行くには、地上から宇宙に伸びるローブを上っていく宇宙エレベーターが有効という。以前ASCII.jpでも紹介したが(関連記事)、宇宙エレベーター技術競技会にもエントリーし、準優勝を飾ったマシン。目標は高度3万6000kmを時速300kmで駆け上ることとのことだ。
MPM
朽ちてゆく機械がコンセプトのMPMは、オール紙でできた動くロボット。もちろんギアやカムなどもすべて紙。動力はなんと輪ゴムだ。とはいえ、2足歩行したり、途中でターンするカラクリ人形のようなものもあり、アナログの素晴らしさを見せ付けられる。ちなみにキットの発売も予定しており、目下マニュアルを執筆中とか。製作時間を聞いたところ「私でもタイヤ1個作るのに朝から晩までかかりますから、1ヵ月、いや数ヵ月は遊べると思いますよ」とのこと。
お茶運びのカラクリ。途中でカムを使って方向舵を切るところが凄い!
紙とは思えないスムーズな動き。キットができたら作ってみたい逸品だ。
東京工業大学 ロボット技術研究会
さまざまな展示を行なっていたが、いちばんの注目はアルミでできた輪ゴム鉄砲。多弾倉(マガジン)に銃弾っつーか輪ゴムを装填でき、ボルトアクション方式で空薬きょうが排出されるわけではないが、次の輪ゴムが装填される。ちなみにコレ、NC工作機械を使わず切り出しとヤスリで作ったというからスゲー!
ボルトアクション式ってのが、メカ好きを萌えさせる。
黄色の矢印の向きを北側などにセットしておけば、ジャイロを使わずともメカで常に北を知ることができるという。中国の指南車と見た目と機能がそっくりなメカだ。