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技術の無駄使いを本気で楽しむ技術文化祭!

「Make: Tokyo Meeting 07」でこんなモノ作りの情熱を目撃!

2011年12月07日 12時00分更新

文● 藤山 哲人

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みちのくロボット

 加速度センサーを搭載した安定ロボットは、いわば「セグウェイ」のようなもの。コンパクトながらマイコン制御でかなり複雑なプログラムを処理しているようだった。また、もう1つの目標追尾エアガンは、青いものに反応してPCで画像解析を行ないながら、ターゲットを常に狙い打つというもの。製作者いわく「防犯装置に使えるかな? と思って」と。防犯効果は絶大だと思います!

 2輪安定ロボットは、おっとと!と思うも、体勢をキチンと立て直す。失敗があるのもMakeならでは。

 ターゲット自動追尾エアガン。反応も早く正確で、迫力あります!

ロボでサバゲ事務局

 サバゲーとはサバイバルゲームの略で、普通はマニアたちがアーミーの服装をして、エアガンを打ち合う競技だ。が! こちらはロボットのオンボードカメラでフィールドを見て、搭載されているエアガンで相手を攻撃するというもの。死亡判定は、アルミ箔を貼ったボックス。この中には太陽電池が仕組まれていて、ホイルに一定以上の穴が開くと機械を自動的に停止させる仕組みを持たせている。

オモチャの重機を改造したサバゲーマシン

こちらは会員の中学生が作ったという、多関節サバゲーロボ。なんとサーボを18個も搭載し、2門の砲弾を備えている

OTL++

 ウェブから遠隔操作を行なって、PCの前にいてもロボットがいる空間を体験できるというもの。足元をよく見ると、掃除機のルンバが駆動系として使われていた。またiPhoneを使った小型ロボットや、ルンバにWiiのセンサーバーを取り付け、Wiiリモコンを前後すると、それに合わせてルンバが床を掃除するという、柄なしモップも展示していた。

身長140cmほどある遠隔操作ロボット

iPhoneを使った遠隔操作ロボ。何がスゲーってDockコネクタを半田付けしてあるところ。やり方聞いてきました(笑)

 部屋を自動で掃除するルンバをあえて手動で運転させる。ルンバ側のモーター制御は、Bluetoothで通信を行ない制御する。って、ルンバの中のプログラムより複雑なんじゃ?

unut.maker

 サーボモーターをアルミで囲んだモジュールをたくさん作り、ブロック感覚で1体のロボットを作るというもの。でもユニットの連結にはジップタイを使っているのが泣きどころ。とはいえ、こういう考え方のロボットは、NASAでも研究しているので侮れないのだ!

小さいユニットをたくさん使って1体のロボットにする。いわばロボットのレゴだが、汎用性が高いので宇宙探索用にNASAでは開発を進めているのだ(というのをTVで見た)

 ムービーでは、すべてのサーボが同じ動きをするが、それぞれ独立して制御できるようにすれば、歩いたり、モノを掴んだりといったコトだって可能になる。次は小型マイコンを仕込んで、さらにバージョンアップさせる予定だ。

奇転烈工房

 部品はすべて秋月電子で見たことのあるものを使った、3足ロボット。とはいえ、Gセンサーなどを備えて、自由に動き回れる(予定)。4足ロボットに比べ部品数が少ないので、コストと故障率の低さが魅力だ。2足歩行ロボットは、もっとも部品数が少ないが、バランスを取るのが技術的に難しいので、3足歩行は今後の研究課題になるはずだ。

 ハードウェアはとりあえず完成したものの、やはり歩行させるプログラムを作るのは大変ということ。次回のMakeでは歩く勇士を見られるかも?

ULTRA FACTORY chorobo lab project chorobo

 なんとスクーターのエンジンを利用した1人乗り2速歩行ロボット。プロトタイプの1号機の開発に始まり、今回は方向転換も可能でスピードを向上した4号機をデモンストレーション。リアルな「戦闘メカ ザブングル」といったところか? にしても、これは乗りたい!

 エンジン駆動式のロボットはさすがに迫力満点! 実際乗れるってのが最大の魅力だ。

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