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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第41回

「Make Tokyo Meeting 06」お待たせレポート

もうライブで使えるレベル――DIY楽器がますます進化

2010年12月18日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 半年に一度の電子工作フェス、「Make Tokyo Meeting」(以降、MTM)。

子供たちはロボットに釘づけ

 その第6回が11月20日~21日の2日間に渡り、東京・大岡山の東京工業大学キャンパスで開催された。回を重ねるごとに規模は大きくなり、2日間の来場者数は前回の7200人に対して、主催者発表で約8000人と増えている。

 少々遅くなってしまったが、音楽関係の出展にフォーカスし、いくつかの作品を紹介したい。だが、実は筆者である私自身が当日、体調をくずし、会場に着いてすぐ帰ってしまったため、作品をまともに見ていないのである。

 そこで急遽、編集担当の盛田くんを呼びつけ、会場で撮ってきた写真を見せてもらうことにしたのであった。


ニャスポール/とだ勝之さん

盛田 (写真を見ながら)それじゃ、どれからいきましょう。

四本 えーとまず、この変わった形のギターは何ですか?

黒猫型のエレキギター

盛田 あ、「ニャスポール」! とだ勝之さんの「ホームセンターてんこ」って漫画知りません?

四本 いやー残念ながら。最近、漫画読まないんで。

盛田 月刊少年マガジンで連載してた、女子高生のDIYモノなんですよ。

四本 へーっ。その設定、斬新!

盛田 あまりに斬新すぎたのか、連載そのものは打ち切りになっちゃったんですけど。でも、漫画そのものがネットで話題になったおかげで、単行本の増刷につながったっていう。その経緯を作家さんがサイト上で漫画にしたこともあって。

増刷までの経緯はブクログに掲載中

四本 まさにMTMにはうってつけの漫画じゃないですか。(雑誌の)Makeで連載すればいいのに。

盛田 わははは。その漫画の中で作ったギターを再現したのがこれなんだそうで。漫画のあらすじと、ギターの作り方はホームページで読めますよ。しかも、ちゃんと弾けるんですよ、このギター。

四本 それは面白い! しかもこの出展者は実際の漫画の作家さんじゃないですか?

盛田 そう、「漫画家自身がDIY」っていう。

四本 これは読まないと! 記事にリンク貼っておきませんか?

盛田 あ、そうですね。それじゃさっそく。

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(次のページに続く)

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