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東北地方太平洋沖地震&計画停電のまとめ 第55回

支援に必要なリアルタイムの情報共有に有効

JAXA、超高速インターネット衛星「きずな」による災害対策支援

2011年03月28日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 3月20日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と情報通信研究機構(NICT)は、東北地方太平洋沖地震における災害対策支援として超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)を用いたブロードバンド環境を構築したと発表した。

通信システム概念図

 NICTは、東京消防庁の要請に基づき、3月15日より気仙沼市(消防本部)と東京消防庁(本庁作戦室)の間で「きずな」を利用したハイビジョンTV会議が実施されている。これにより、現地活動の支援に必要なリアルタイムの情報共有に役立てられているという。

 一方、JAXAは、岩手県災害対策本部からの要請を受けた文部科学省の依頼に基づき、岩手県庁(災害対策本部)と釜石市(現地対策本部)に「きずな」の可搬型アンテナを設置した。これにより、ブロードバンド回線が開通し、災害情報の共有・発信にハイビジョンTV会議・IP電話・無線LANなどの利用が開始された。

岩手県庁に設置されたアンテナ径1.0mの地上アンテナ(可搬型VSAT)

 なお、活動状況は以下の通り。

活動状況

 JAXAとNICTでは、引き続き現地とのブロードバンド環境を構築し、各地の被災状況や現場ニーズなどの情報共有を図るという。また、「きずな」を用いた災害対策向けブロードバンド衛星通信の技術開発等を行ない、災害復興の支援に取り組んでいくとしている。

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