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いま旬のビジネスPC 第27回

安価なOSでより入手しやすい価格

Turbolinuxを搭載したビジネスPC「Endeavor LX9000」を試す

2011年02月21日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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電源を入れてすぐ使える

 まずは搭載OSの「Turbolinux Client 2008 Basic」の使い勝手を見ていきたい。

「Turbolinux Client 2008 Basic」のデスクトップ画面

 ビジネスPCで多用するソフトとしては、Webブラウザーやオフィスソフト、メールなどが挙げられるが、Endeavor LX9000ではこれらがプレインストールされており、すぐに使い始められる。

 まずWebブラウザーだが、本OSには「Turbolinux WebNavi」というMozillaの「Firefox 3」をベースにしたWebブラウザーがインストールされている。インターフェースはFireFox 3と同じで、特に戸惑うことはなかった。

「Turbolinux WebNavi」の画面。ダブブラウズやポップアップブロック機能を搭載する

 メールソフトとしては、Mozillaの「Thunderbird」が入っている。Windows用のThunderbirdと比べて、インターフェースや操作方法に違いはなく、慣れれば特に困ることはないだろう。

 オフィスソフトとしては、ワープロソフトの「OpenOffice.org Writer」、表計算ソフトの「OpenOffice.org Calc」、プレゼンテーションソフトの「OpenOffice.org Impress」がインストールされている。Microsoft Office 2007以降で採用されている標準ファイル保存形式である「.docx」や「.xlsx」などが開けないのは惜しいが、「.doc」形式など従来の形式であれば、校閲履歴などもきちんと反映されるなど、Microsoft Officeとの互換性は高かった。

 ファイルを保存する際は、OpenOffice.orgの「.odt」(Writer)や「.ods」(Calc)だけでなく、「.doc」や「.xls」形式にも対応しているため、Microsoft Officeを利用している相手とのファイルのやりとりもスムーズに行える。

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