ecoモードへは
「自動」または「ワンボタン」で切り替える
実際にecoモードに移行するにはバッテリ残量で自動的に移行する方法と、ユーザーのキー操作で移行する方法の2とおりがある。P-02Cではバッテリが20/40/60/80%のときにecoモードが起動するよう設定できる。
またキー操作での変更は、5キーを長押しするだけだ。バッテリの目盛りが減ったとき、または長時間充電が行なえない可能性が高いときなど、好きなタイミングで移行できるわけだ。ecoモード中は待受画面も専用の画面になるなど、モードが切り替わったことがすぐにわかるようになっている。
画面が暗い、すぐ消えるなどの違いで
バッテリの減り具合は明らかに差が発生
それでは実際にecoモード中のケータイとそうではないケータイを使い比べてみる。すぐに気付くのが画面の暗さだ。ウェブサイトを見る場合にはちょっとこの暗さは気になる。ただ文字が見えないとか、そんな極端な暗さではない。
また操作していないと画面はすぐに消えてしまう。操作音もしないが、最近では逆に操作音を普段から鳴らしている人の方が少ないかもしれない。P-02Cは背面にあるLEDのイルミネーションもウリのひとつだが、ecoモード中はイルミネーションの点灯も極力抑えられ、着信など一部のときだけ点灯する。
さらにWオープンタイプなのでワンセグを見てみたが、色まで違って見えるのは驚いた。たとえばecoモードでは紫色に見えた部分が、そうでない端末では鮮やかな水色に見えたりと画質にまで影響するようだ。やはりワンセグを楽しく見たいのであればecoモードはオフがいい。
同じように2台を操作して、30分程度経ったところでバッテリの減り具合を見ると(P-02Cではバッテリ残量は1%単位で表示可能)、ecoモードがオンの端末は7%減っていたのに対し、オフの方は10%減っていた。たった30分で早くも3%の差がついている。その後も使ってみたが、同じようにワンセグを視聴していても、バッテリの減り具合に大きな差があった。
使用時間を伸ばせる手軽な手段
ecoモードをオンで使ってみると、予想以上にバッテリが持つことが実感できた。ドコモのウェブサイトでは、今回のようにさまざまな機能を使う条件でecoモードをオフにしたときと、全項目にチェックを入れて使ったときでは、使用時間に約12時間の差が出るというデータも掲載されている(関連リンク)。
図のように半日分も伸びるのであれば、普段からケータイが欠かせないという人にはそうとううれしいのではないだろうか。これまでバッテリが持たないことを嘆いていた人は、一度省エネ設定を試してほしい。またP-02Cのように簡単に設定ができるケータイを選べば自然とバッテリの持ちが伸びる。ぜひ最新機種の省エネ効果を一度実感してほしい。
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