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ガラケーはやっぱりスゴイ! ケータイの機能をとことん調べてみた 第62回

1台ごとに模様が違う! TOUCH WOODで木の温もりを味わう

2011年04月13日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 四万十ヒノキの間伐材を筐体に用いた1万5000台限定のケータイ、ドコモ「TOUCH WOOD SH-08C」がドコモオンラインショップで発売された。

 本物の木が使われているため1台1台の木目や色合いが違うなど、「世界に1台だけのケータイ」という、通常のケータイとはまったく別の意味で“究極のケータイ”と言える。ただし、本機は発売当初はオンライン販売限定なので、実際に使ってみてからの購入が難しい。そこで今回は質感やUI、タッチ操作などを中心にチェックしてみた。なおテストに用いたのは試作機で、製品版では若干異なる可能性もあるので、その点には注意していただきたい

フルタッチ型の「TOUCH WOOD SH-08C」の基本機能

 まず、SH-08Cの基本性能や購入方法を改めて確認しておこう。主なスペックは以下のとおり。

TOUCH WOOD SH-08Cの主なスペック
サイズ 63×120×14.5mm
重量 約116g
連続待受 約520時間
連続通話 約190分
ディスプレー 3.4型(480×854ドット)
カメラ 有効画素数約530万画素
ワンセグ ×
おサイフケータイ ×
GPS ×
防水 ×
無線LAN ×
Bluetooth ×

 操作はすべてタッチで行なうが、Android端末のようなスマートフォンというわけではなく、普通のiモード端末だ。ただし上にも記したとおり最近のケータイにしては機能が少ないので注意したい。メインのケータイとして使う場合は、通話、メール、ウェブ閲覧、カメラあたりが主な用途となるだろう。またGPSは搭載してないが、基地局情報を用いた「iエリア」で周辺検索が可能。ちなみに緊急地震速報を配信する「エリアメール」にも対応している。

 SH-08Cで気になるのが、やはりその質感。試作機の木の部分は触ってなぞるとサラサラしている。指で軽く叩くとコンコンと軽い感じの音がする。実際持つと大きさのわりに軽い。筆者が使った試作機は、木の茶色が薄い感じだった。木目が側面にまであり、木が削られて、そのまま使われていることを改めて実感する。

木の肌触りがやっぱりキモチイイ。ただし充電端子部は木ではない

 この木材の部分は四万十ヒノキの間伐材を使っており、そこにオリンパスによる「三次元圧縮成形加工技術」を使うことで、質感や香りを残しながら、耐久性/耐水性/防虫性/防カビ性を実現しているのだという。木を使っているのに、たとえば木の部分に隙間があるとか、亀裂があるとか、トゲが出ているとか、そんな欠点は一切ない。

基本はフルタッチ型でボタンは3つのみ。側面も木製でもちろん1台1台模様が違う

 一方、ディスプレー側の正面部分は艶がある感じで3つのボタン以外はフラットだ。正面だけならスマートフォンとほとんど同じ印象を持つ。充電端子のカバーは残念ながら木製ではないのだが、正面からは見えないし、握っていても指に当たることもないので、気になることはない。ボディはカーブを描いていて、これが実に手によくフィットする。自然と何度も握りたくなってしまうかも。

ドコモオンラインショップ直販に加え
店頭での取り寄せも可能に

 このTOUCH WOODは前述したように1万5000台の限定販売。また当初はドコモオンラインショップからのみの注文で、準備が整い次第、ドコモショップや量販店、一般の販売店でも取り寄せによる販売が開始になるとのことだ。また同サイトの情報では大量生産が難しいケータイとのことで、数回に分けて販売すると書かれている。4月6日発売分も2日後には売り切れになっていた。やはり人気が高い。

一度にまとめて製造するのが困難なため、何度かに分けて販売される。初回分はすでに締め切られたが、欲しい人は次のチャンスを狙おう

 予約は不可能で、入荷が決まるとドコモオンラインショップ(https://www.mydocomo.com/onlineshop/top/)のサイト内で知らせるという。本当に欲しいのであれば、サイトをマメにチェックしよう。価格は7万7910円(バリューコースのみ)で、12回払いまたは24回払いを選ぶことができる。購入する場合は、木目や風合いが1台ごとに違う点、そしてそれらを理由に返品/交換に応じない旨が記されている。

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