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いま旬のビジネスPC 第23回

液晶ディスプレーとPC、1台2役をこなす一体型マシン

レノボの「ThinkCentre M70z」を試す

2010年11月23日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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M90zと遜色ない性能を発揮

 Core i5-650(3.20GHz)は以前評価したM90zと同じCPUのため、「CrystalMark 2009R3」で計測したPC全体の性能も、M70zとM90zの総合スコアに大きな差は見られなかった。(関連記事)

M70zのベンチマーク結果

(以前に計測した)M90zのベンチマーク結果

 ただ、M90zと比べると、M70zはメモリーのスコアが低く、逆にグラフィックス性能は高い数値となった。

 メモリースコアに関しては、M70zのメモリーが2GBに対し、M90zは4GB搭載していることによる差だ。また、グラフィックスのスコアに関しては、M90zよりM70zの方がテスト時の表示解像度が低く、その差がベンチマークスコアに違いが出たのだろう。

 また、消費電力も計測した。M70zのベンチマークテスト中の最大消費電力は81W、アイドル時は47Wであった。一方、以前評価したM90zは最大消費電力が96W、アイドル時が78Wと、液晶ディスプレーのサイズが異なる分、M70zの消費電力の低さが目立つ結果となった。

 なお、購入時のメモリー容量やHDD容量には注意したい。M90zでは内部へのアクセスはワンタッチで行えたが、M70zでは背面のネジをすべて外す必要があり、後から簡単にメモリー増設やHDD交換ができないからだ。

M90zはワンタッチで背面パネルを開け、内部にアクセスできたが、M70zではできない

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