豊富なソフトを付属し、お買い得度が向上
プリインストールされているソフトが豊富なのも特徴のひとつだ。高機能な写真編集ソフトの「Adobe Photoshop Elements 8」や、動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 8」、大量の写真の処理や整理を行なえる「Adobe Photoshop Lightroom 3」など、単体で買ったら1万円以上するソフトが何本も入っている(編注 Photoshop ElementsとPremiere Elementsの最新版は9)。本格的なマルチメディアコンテンツの編集・管理にも、追加でソフトを購入する必要はなさそうだ。
VAIO FはハイエンドAVノートにふさわしい性能を持っている。スピーカーの音質やストレージはやや物足りないとはいえ、店頭実売価格は25万円を切っている。値段だけ見れば高く感じるかもしれないが、本格的なマルチメディア編集に使える大画面液晶ディスプレーと、末永く使えるハイスペック、最新のUSB 3.0などを搭載していることを考えれば、コストパフォーマンスは悪くない。ニーズに合致するなら、いい買い物になるだろう。
VAIO F VPCF139FJ/BIの主な仕様 | |
---|---|
CPU | Core i7-740QM(1.73GHz) |
メモリー | 4GB |
グラフィックス | GeForce GT 425M |
ディスプレー | 16.4型 1920×1080ドット |
ストレージ | HDD 500GB |
光学ドライブ | 記録型BDドライブ |
テレビ機能 | 地デジ×2 |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 3.0 |
インターフェース | USB 3.0×2、USB 2.0/eSATA×1、HDMI出力、アナログRGB出力、光デジタルオーディオ出力/ヘッドホン出力など |
サイズ | 幅387.2×奥行き263×高さ31~43.5mm |
質量 | 約3.2kg |
バッテリー駆動時間 | 約2時間 |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
価格 | オープンプライス(実売価格 25万円前後) |
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートパソコンは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。
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