radiko.jp開始、Twitterではおおむね好スタート(15日)
15日に開始したウェブサービス「radiko.jp」により、パソコンからAM・FMラジオが聴けるようになったことで、ラジオを聴きながらTwitterをするユーザーが増えている。
radikoは、民法放送局13社が共同で設立した「IPサイマルラジオ協議会」が運営する、ネット・地上波で同時に放送するラジオ放送の試験サービス。関東・関西の計13局の放送を、パソコン向けに配信する。都市部でビルなどが邪魔をして電波が届かず、放送がよく聞こえない場所が増えたという問題を解決するためにスタートした。
Twitterではradikoユーザーから「クリアに聞こえてうれしい」「きれいすぎてアンテナ調整ができないのは何だか悲しい。マウスの位置でノイズが入ればいいのに」「Twitterと深夜ラジオがあればエンターテイメントは十分かもしれない」「急にラジオ人口が増えた。Radikoすごい!」といった、様々な喜びの声があがった。
一方、IPアドレスでエリアが判定され、結果エリア内の放送しか聴くことができないという状態のユーザーからは「聞ける地域がうらやましすぎる」「単純に東京のラジオ局をライブで世界中からネットで聞けるようになるもんだと勝手に思ってただけに、ずっこけました」といった声も上がっていた。
ユーザーからは「IPアドレスで地域ごとのCMが流れたり、年齢や特性にあわせたCMが将来的に実現するんだろうな」「プレイヤーの画面に、再生されてる曲名が表示されたらとても嬉しい」「iPhoneでも聴けるようにしておくれ」といった要望もあがった。
試験サービスは8月31日まで。その後、実用化されるかが協議会で検討される。
どんなサイトでもTwitter出来る「@anywhere」公開予定(16日)
16日、Twitter社が発表した「@anywhere」プラットフォームに、先進ユーザーたちが盛り上がりを見せた。
@anywhereは、外部サイトでTwitterの機能を使いやすくするためのフレームワーク。サイトの中にAPIを使うことなく、わずか数行のJavaScriptのコードを追加するだけで、Twitterの機能を埋め込める。「マウスを乗せると、サイト公式のTwitterアカウントの最新ツイートを読む」といったことも簡単に実現出来るようになるという。
ユーザーからは「待ちに待ってたよ! これでTwitterがもっと身近になります」「日本のサイトも導入されてくれば、ユーザーの利便性は上がる」「流行ってるから使うではなく、インフラだから使ってる、にもっと近づく」といった声があがった。
まもなく公開予定というこの機能について、AmazonやYahoo、YouTubeなどが使用に名乗りを上げている。Yahoo!のホームページから新たなアカウントを発見したり、YouTubeで動画を見ながらツイートしたりと、ユーザーたちはそれぞれのイメージを膨らませていた。

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