手軽にデータを渡すためにも気軽にBDに焼けると便利
どうにかこうにか検証で撮影すべきものをすべて撮り、夜中に編集部に戻った我々。ここでまた新たな問題が発生した。筆者は撮影したデータを自宅での視聴用に持ち帰りたかったのだが、データを受け渡すためのメディアがなかったのだ。
SDメモリーカードが何枚かあったので、その1枚に複数のモデルの動画データをまとめてしまうことは可能だが、後でどのモデルで撮影したものかわからなくなってしまう。さくっとBDに焼ければいいのに……と思ったが、担当編集は「編集部にBDドライブが内蔵されている機器なんてありませんよ」とあっさり。
結局のところ、ビデオカメラごと持ち帰り、その本体で直接再生して検証したので、より忠実なテスト結果であるとは言えるのだが……。
現在、さくっとBDに焼くならばBDレコが便利。実際のところ、ここ最近の筆者は撮影した動画データはすべてBDレコのHDDにダビングして管理している。タイトル変更やカット編集ぐらいならすぐにでき、BDにも保存できる。確認のために動画を大画面テレビでチェックしたいときも、再生ボタンを押せばすぐ再生できるなど、あらゆる点でパソコンで管理するよりも都合がいいからだ。
ちなみに、現在筆者が使用しているパナソニックのBDレコ「DMR-BW970」は、DLNA対応なのでネットワーク経由で動画データをパソコンから呼び出してコピーすることも簡単。また、詳細なビットレートの確認などは「プレイステーション 3」で(LAN経由で)再生して確認するようにしている。
PS3でも内蔵またはUSBの外付けHDDに動画をコピーできるので、HD動画などはこちらで管理することもできる。ちなみにDMR-BW970では、今回テストを行なったソニー、キヤノン、ビクターのビデオカメラから、AVCHD動画の取り込みを問題なく行なうことができた。
かつて使用していたソニー製BDレコも同様だったので、AVCHD、HDVなどの主要なビデオカメラ用動画フォーマットなら、一般のBDレコで問題なく取り込みが可能だろう。
内蔵メモリータイプはアーカイブは必須
手軽にディスク化できるDVDライター
今回のテストでは特に必要ではなかったが、あると便利なのがDVDライター。比較的歴史の浅いアクセサリーだが、今やもっとも人気のあるもののひとつだろう。
ビデオカメラのアクセサリーとして提供されているものは、ビデオカメラに直接接続して映像をDVDに残せるものもある。パソコンレスで手軽にDVDに保存できるのがうれしい。
今のHDビデオカメラは内蔵メモリータイプが主流になりつつあり、大容量化の傾向はあるものの、HDDに比べると最大録画時間は劣ってしまう。そのため、撮影した映像はいち早く外部に書き出してアーカイブしておきたい。
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