ソニーのビデオカメラ「ハンディカム」の新モデル6機種が発表となった。内蔵メモリーモデル(HDR-CXシリーズ)が3機種、HDDモデル(HDR-XRシリーズ)が3機種となる。全機種とも撮像素子に裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を採用しており、暗所撮影に強いのが特徴だ。
手ブレ補正がさらに進化!「HDR-CX550V/XR550V」
上位機種となる「HDR-CX550V」(予想実売価格13万円前後)と「HDR-XR550V」(同15万円前後)は有効415万画素のExmor Rを採用。45度の斜め配列により830万画素相当の記録が可能だ。
CX550V/XR550Vは広角側の撮影領域を拡大。16:9の動画撮影時に従来機(CX500V)が35mm換算で43mmだったのに対して、新機種は29.8mmと約2倍広角化している。ズームは光学10倍(デジタル120倍)だ。
また、前機種で好評だった手ブレを強力に補正する「アクティブモード」が進化。光学式と電子式の手ブレ補正を組み合わせることで、ズーム時の手ブレ補正が強化された。
撮影環境に合わせて最適なモードを自動選択する「iAuto」機能を新たに搭載。被写体、シーン、揺れ、屋内/屋外の4つの要素、合わせて90通り以上の撮影モードから撮影シチュエーションに合わせて選択する。
従来機の記録モードは最大16Mbpsだったが、CX550VとXR550Vではついに最大24Mbpsに対応。競合他社のフルハイビジョンビデオカメラと同等のビットレートとなった。
CX550Vは64GBの内蔵メモリーを搭載。最長約26時間35分の記録が可能。XR550Vは240GB HDDを内蔵し、最長約101時間の記録が行なえる。
ディスプレーは3.5型(92万ドット)で、同社フォトフレームで採用されている「エクストラファイン液晶」パネルを採用。「TruBlack」技術により、写り込みを低減し、黒が締まった高コントラスト(800:1)の映像表示が可能という。
面白い機能としては「ゴルフショット」がある。ゴルフのスイングなどの一連の動作(スイング開始から終わりまで)を動画と静止画で同時に撮影。静止画は一連の動作が並んでレイアウトされるので、1つの画像でフォームなどのチェックが可能となる。
このほかマニュアルダイヤルを装備し、虹彩絞りを調整する「アイリス優先」や「シャッタースピード優先」などのマニュアルモードも搭載する。
発売日はともに2月19日となる。