このページの本文へ

Windows Serverで学ぶサーバOS入門 第3回

数が増えたActive Directory関連サービスとは?

Windows Serverのできることを学ぼう

2010年02月09日 06時00分更新

文● 横山哲也/グローバルナレッジネットワーク株式会社

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

名前が増えたActive Directory

 Active Directoryは、Windows 2000で導入された機能で、ユーザーとコンピュータの認証を一元管理する認証インフラである。Windowsではあらゆる認証がActive Directoryに統合される。そのため、利用者は1組のユーザー名とパスワードを覚えていれば、あらゆるサービスを利用できる。これを「シングルサインオン」と呼ぶ。一般的なシングルサインオンは、異なるベンダーの認証も統合することを意味するが、Active Directoryは事実上マイクロソフト製品の認証に限定される。ただし、認証プロトコルは業界標準に従っているため、原理的には他社製品の認証も可能である。

 WindowsにはActive Directoryと連携する拡張認証機能が含まれる。たとえば「証明機関」はActive Directoryと連携させることで、コンピュータやユーザーに対して電子証明書を自動的に発行できる。また、発行した証明書をActive Directoryデータベースに自動的に格納することも可能だ。認証に関わる部分は、すべてActive Directoryと統合または連携させるのがマイクロソフトの方針である。

Active Directoryドメインサービス

 Windows Server 2008では、Active Directoryとの統合を強調するため、認証に関わるサービスにはすべて「Active Directory」の冠が付く。

 その中でも「Active Directoryドメインサービス(AD DS)」は、これまで単に「Active Directory」と称されていた機能である。そもそも、Active Directoryには、おもに以下の4つの役割がある。

  1. 認証…ユーザー名とパスワードが正しいかどうかを確認
  2. 承認…ユーザーが、許可された範囲でのみ操作できるように制御
  3. 検索…Active Directoryに登録された情報を検索
  4. クライアント管理…クライアントコンピュータの設定を自動化

 Active Directoryドメインサービスについては、この先で詳しく解説する。

(次ページ、「その他のActive Directory」に続く)


 

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    PC価格高騰で4割の企業が「調達を延期」/“謎のExcelマクロ”は業務継続リスク/日本のデジタル行政、利用率・満足度とも最低レベル、ほか

  2. 2位

    ビジネス・開発

    「ドラクエXの世界観を壊さない」Gemini実装 プロンプトからセキュリティ、サーバー設計まで工夫の数々

  3. 3位

    ビジネス・開発

    首都高が「AIの高利用者」を1年で10倍に 非IT人材に刺さったGemini Notebookと“泥臭い”浸透策

  4. 4位

    TECH

    【提言】フロンティアAIが生む“脆弱性パッチの波” 企業はパッチ適用プロセスの見直しを

  5. 5位

    TECH

    「SCS評価制度」取得を目指す中堅・中小製造業のリアル 富士工業が考える「セキュリティは経営に役立つのか」の答え

  6. 6位

    TECH

    生命がわずかな熱を細胞内で維持する新しい原理を発見

  7. 7位

    デジタル

    約3000人のハッカーが侵入できなかったpCloud すべてはユーザー自身のデータを守るため

  8. 8位

    デジタル

    属人化の解消は多忙な“Aさん”を救うことから 切り札は「kintone×AI」を自然に使わせる仕組み

  9. 9位

    デジタル

    平均年齢60歳の現場を変えたZ世代女子 kintoneで電話・紙・入力をなくしたら、仕事が楽しくなった

  10. 10位

    デジタル

    大企業導入も順調なkintone AI時代の“市民開発×ガバナンス”基盤を目指す

集計期間:
2026年08月19日~2026年08月25日
  • 角川アスキー総合研究所