高まり続けるケータイのカメラ機能
画素数だけでなくISO感度も!
最新のケータイのカメラ機能はとにかくスゴイ。12メガだ、顔認識だ、自動シーン判別だ、何十枚もの連写だ、と本家デジカメのような言葉が並ぶ。その中で今回テストしたのが高感度性能だ。
感度が高ければわずかな光でも撮影できるので、暗い夜の撮影で頼りになる。一方でノイズも目立ってしまうので、これをどの程度抑えられるかがポイントになる。しかも最近はオートで何の設定もしなくてもキレイに撮影できる点にも注目したい。
そこでISO感度を最大にして撮影した場合とオートで撮影した場合、またその写真は肉眼で見た場合と比較してどうなのか調べた。
テストに用いたのは5台のデジカメケータイ
今回撮影に使ったのは以下の5機種。それぞれ書いたようにISO感度を最大にするか、高感度モードで撮影し、さらにオートでも撮影して撮り比べてみた。
●NTTドコモ「F-01B」 ISO感度は最大25600相当。撮影モードは「高感度」に設定
●NTTドコモ「SH-01B」 ISO感度は最大12800相当。マニュアルモードでISO12800に固定
●NTTドコモ「N-02B」 ISO感度は最大3200相当。高感度モードで撮影
●au「CA003」 ISO感度は最大3200相当。ベストショット機能をオフにしてISO3200に固定
●ソフトバンク「940SH」 ISO感度は最大12800相当。こだわりカメラでISO12800に固定
ここで気をつけてほしいのが、今回はあくまで高感度での実験だということ。ISO感度を固定しているケータイには、自動で感度を調整するモードがある。実際にはそちらを使ったほうがいいこともあるはずだが、今回は「ISO感度を最大にしたらどのくらいの画が撮れるのか」をチェックしたいので、上記のような設定になっている。
テストは3種類。ひとつは「夜景」の撮影。横浜みなとみらい周辺で撮影した。場所を変えて2パターン撮影しているが、よりわかりやすい写真を掲載している。もうひとつは筆者の事務所で、部屋の電気を消し、カーテンを締めて真っ暗にして光を入れない状態で、「キャンドルを灯してオレンジジュースとコーヒーを撮影」した。そして最後にキャンドルを外して同じ被写体を本当に「真っ暗な状態で撮影」した。
いずれもブレたら撮り直し、観覧車のイルミネーションが変わったら撮り直し、縦横両方で撮影という風に可能な限りキレイに撮る努力は行なった。
次ページからは実際に撮影した写真を一挙掲載!

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