
ハイエンド機の注目は1200万画素カメラ搭載の3モデルだが、防水&AV重視のBRAVIAケータイ「BRAVIA Phone U1」も注目の製品である
発表会での話題はメール完全無料の新料金コースだったが(関連記事)、もちろん秋冬登場の端末にも注目点が多い。まずは、ハイスペック機を中心に見ていこう。
ついにケータイのカメラは12メガ超えを果たした。カメラの画素数が高いからといってキレイな写真が撮れるとは限らないが、カメラ機能を重視したモデルは、単純に画素数だけでなく操作性を重視するとともに、多彩な機能を簡単に使えるように工夫を凝らしている。つまり画素数の大きさは力の入れ具合を見る目安とも言える。しかもその12メガケータイが一挙に3台も発表されたのだ。
1秒間に20枚連写!! そのシャッター音に感動
カシオ「EXILIMケータイ CA003」
国内ケータイ最高の有効画素数1217万画素を誇る。広角28mmのレンズを搭載し、約3倍の「超解像デジタルズーム」に対応。これはデジタルズームで撮るとギザギザした写真になってしまうのを滑らかに処理してくれるというもの。光学ズームは無いがその代わりとして用いることができる。
後述する20枚撮影可能な「高速連写」、その逆の「パスト連写」、「クイックフォトビューワー」など機能も豊富である。しかも「オートベストショット」や「美撮り」モードなどで、誰でも簡単にキレイな写真が撮れる工夫が見られる。
さらにバッテリーカバーの継ぎ目がない点や、テンキーのデザインが以前の同じEXILIMケータイである「W63CA」や同時発表の「CA004」とは大きく違っており高級感が見られる。3.3インチフルワイドVGA/有機ELディスプレイ、Bluetooth、microSDHC(最大16GB)に対応。とにかくカメラ重視の人にオススメの一台だ。
カラーはターコイズグリーン、マゼンタピンク、シャンパンゴールド、ダークパープルの4色展開。バッテリーカバーには継ぎ目なし。カメラ側のカバーがレンズ部を残して1枚丸ごと外れる。W63CAやCA004ではmicroSDスロットはカバーの裏側にあったが、CA003は側面にあるので、いつでもメモリカードを取り外し可能だ
「高速連写」で撮影した画面。シャシャシャシャシャッ!というシャッター音とともに1秒間に20コマ撮影を行なうので、相手が動いていても一つ一つの動作を撮影できる。撮影した画像は20枚すべて一括保存が可能。データフォルダの「連写データフォルダ」に保存されており、これを再生するのが「クイックフォトビューア」。20枚の画像が次々スライドしてひとつの動画のように見える。パラパラマンガの実写版といった感じで楽しめる
高速連写の逆がパスト連写。シャッターボタンを半押し状態にして狙いを定め、シャッターチャンスと思った時にシャッター全押しすると、最大1秒前(最大20枚)の写真が保存できる。シャッターを押すのが遅かったときもこの機能があれば撮れているという仕組み。シャッターキーは写真左の長方形のキー。側面のキーはどれも大きく横画面でのカメラの操作性は良い
本家EXILIMに搭載されている「ダイナミックフォト」機能も搭載しており、左写真のように時計の写真に人を載せる、といった合成写真を作ることができる。さらにダイナミックフォトで作った動く写真からデコレーションメールのパーツを作成しメールで使える
