
見た目はコンパクトデジカメそのものという、個性的なケータイのドコモ「L-03C」。テレビCMなどでもおなじみの本機だが、今週の28日に発売される。カメラ機能はどうなのか? 通話やメール、iモードは通常のケータイと同じように使えるか? 実際に実機に触れてテストしてみた。
カメラとケータイの基本機能を確認
今回は発売前の試作機を借りているため、発売時の端末とは異なる部分があるかもしれないので、お約束としてご了承いただきたい。
まず基本的なスペックを確認すると、約1210万画素のカメラ機能は1/2.3型のCCDセンサーを採用しているほか、沈胴式の光学3倍ズーム、キセノンフラッシュを搭載。高感度撮影は最大ISO 3200まで対応。ここまではまさにコンデジそのもの。特に注目したいのが普通のケータイよりも大きいCCDセンサーだろう。コンデジクラスのセンサーを採用しているので、画素数だけなら同クラスのケータイよりも高画質な写真が撮れることが期待できる。HDムービーの撮影も可能だ。
本体のサイズは約112×60×17.3mm。重さは約165g。ケータイとしては少々重いかもしれないが、コンデジと比べれば同じくらいだ。
ディスプレーは3型のワイドVGA(480×800ドット)。最新の高機能ケータイと比べると、若干サイズと解像度が落ちるが、特段気にはならない。なお、ワンセグ、おサイフケータイ、GPS、防水には非対応で、無線LANも搭載しない(Bluetoothには対応)。さらに意外なことに赤外線通信にも非対応だ。ただしFOMAハイスピードに対応し、最大通信速度は下り7.2Mbps/上り2.0Mbpsなので、ネット上への写真のアップロードでイライラすることはなさそうだ。
さらに音楽や動画の再生にも対応しているし、iアプリ、フルブラウザも使うことができる。
細かい部分までデジカメのデザイン
一目見ただけでもわかるデジカメスタイルの本体デザインだが、細かなところもデジカメライクだ。沈胴式ズームは当然撮影時に伸びるが、カメラの起動キーは独立していて、間違って押すことはない。シャッターボタンやグリップ部分はデジカメそのもの。底部を見ると、デジカメと似たカバーがあり、microUSB端子やバッテリ、microSDカード(microSDHCの最大容量は16GB)の装着や交換が可能だ。
撮影時のスタイルは横画面のまま。カメラ以外の操作も横画面でできるが、縦画面にしたほうが個人的には自然と感じた。通話時は縦のスタイルとなり、マイクやスピーカーはディスプレー側にある。
またテンキーが用意されていないので、タッチパネルと独自キーを使って操作するのだが、縦画面で使う場合はほぼフルタッチで操作することになる。スマートフォンに近い印象だ。

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