予想では暖冬とのことで多少がっかりしてたのだが、実際には各地で大雪警報が発令されるほど雪が多い。ならばと雪山で使えるデジカメをピックアップしてスノボのお供に連れていってみた。今回は平時の撮影ではなく、雪山での撮影に特化。グローブをはめた状態での操作も試している。
キヤノン PowerShot D10
丸っこいボディに大きめな操作ボタンが特徴。10mの防水機能と耐衝撃性機能、マイナス10度までの耐寒性能も持つ。
撮像素子は1/2.3型、有効1210万画素のCCDセンサー。35-105mm相当の光学3倍ズームレンズでレンズシフト式の手ブレ補正機能を内蔵する。
ボタンは比較的大きめで間隔もそれなりに開いているので静止画/動画の切り替えやズーム操作はグローブをしたままでも行なえる。十字キーあたりの操作は間隔が狭く、グローブでは困難、細かい設定は行なえない。液晶面の反射も低く、屋外でも見やすい
他の3機種に比べて少し大きめな印象だが、実際に厚みは48.8mmと今回の中では一番大きい。これは他の機種が屈曲式の光学ズームを採用して厚みを抑えているのに対し、D10は普通の繰り出し式のズームレンズを採用しているからだろう。ズームやピント駆動でレンズが繰り出される分、大きめになっている。動画は640×480ドットで撮影でき、デジタルズームも使用できる。
3種類の長さの違うストラップが付属し、本体の4隅どこにでもストラップを取り付けることができる。また本体用のカラーパネルが4種類付属し、好きな色のパネルを装着できるため、買うときに色で悩むことはない。
撮影サンプル
シーンモードに用意されている「スノーモード」(右)を使うと、雪の白さが際立つように露出とホワイトバランスが調整される。通常のオート(左)では白い被写体の場合反射率が強すぎるために露出アンダーになりがちだが、約2/3ほど露出が多めにかけられている。色温度は高めに設定されるようで少し赤くなる
画面内に雪の占める比率によるが、スノーモード(右)は雪の部分が少ない場合にはちょっと明るめになってしまう。このように風景部分が多い場合には普通のオート(左)のほうが良い感じに写る。空の青さもオートのほうが自然な色合いだ
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