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人気防水デジカメの新機種をチェック!オリンパス「TG-310」

2011年02月15日 12時00分更新

文● 周防克弥

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 オリンパスの人気防水デジカメ「Tough」(タフ)シリーズの新機種「TG-310」(関連記事)が2月18日に発売される(予想実売価格3万円前後)。雪の多いこの時期に最適な防水デジカメの登場だ。

薄く軽い、スタイリッシュな仕上がり

グリップは控えめについている。グローブ等を装着した状態でもしっかりと指がかかる

グリップは控えめについている。グローブ等を装着した状態でもしっかりと指がかかる

 TG-310は水深3mの防水性能、高さ1.5mからの耐落下衝撃性能、マイナス10度での耐低温性能を備える。ヘビーデューティー(堅牢)な仕様ながらも本体サイズは幅96.3×奥行き22.7×高さ63.4mmと、気軽にポケットに入れられる大きさだ。重さは電池、カードを含めて155gと軽く、常時持ち歩いても気にならない。

 本体カラーはレッド、ホワイト、オレンジの3色から選択可能で、雪山や海などでファッションに合わせて選んでも良いだろう。

 ヘビーデューティー仕様のため、本体内にレンズを内蔵しており、電源のオン/オフでレンズが繰り出すことはない。常時フラットな形態で使用可能で、雪や砂浜での異物侵入の危険性がない。

背面のモニターは2.7型。ボタン類は小さく、グローブをしていると押しにくい

背面のモニターは2.7型。ボタン類は小さく、グローブをしていると押しにくい

上面には電源ボタンとシャッターボタンが並ぶ

上面には電源ボタンとシャッターボタンが並ぶ

 背面モニターは2.7型(23万画素)。インターフェースは十字ボタンを使用する一般的なものだ。動画記録専用のボタンがあり、撮りたい時に押せばすぐに記録が始まる。

 防水仕様のためか、ボタンの押し具合は少し重め。ボタンそのものも小さめな造りで、グローブ装着状態での操作は難しいだろう。ただし、他社製品の防水モデルでもスキー用グローブをしたまま操作できる機種はほとんどないので、特に欠点になるわけではない。

 ボタンが重く、奥行きもあり、小さいため操作時には指の先のほうか爪で操作するのがよさそうに感じた。

グリップ側には電池とSDメモリーカードスロット、USB端子にHDMI端子が備わる。カバーにはロック機構が備わっていて、不意に開くようなことはない

 撮像素子(CCDセンサー)の有効画素数は1400万画素、レンズは35mm判換算で約28-102mm相当の光学3.6倍ズームを採用し、4倍のデジタルズームも備わる。最短撮影距離は広角側で10cm、望遠側で30cmまでで、2cmから50cmの間でピント合わせを行える「スーパーマクロモード」を備えている。

レンズの歪曲収差(ワイド側)はうまく補正されている。周辺部で若干の光量落ちがあるが、シャープで解像感が高い

レンズの歪曲収差(ワイド側)はうまく補正されている。周辺部で若干の光量落ちがあるが、シャープで解像感が高い

ワイド側に比べてテレ側では、シャープネスが若干甘くなっているの残念。歪曲収差はほとんど目立たない

ワイド側に比べてテレ側では、シャープネスが若干甘くなっているの残念。歪曲収差はほとんど目立たない

 ISO感度はISO80~1600まで、動画は720pのHD動画を記録することが可能だ。手ブレ補正機能はCCDシフト方式を採用している。手ブレ補正のアルゴリズムにデジタル一眼レフのアルゴリズムを採用しているとのことだ。

 高感度側はISO 1600までだが、手ブレ補正機構のアルゴリズムには高感撮影時に被写体ブレを抑える機能も備わり、これを含めて同社は「DUAL IS」と銘打っている。

 画像処理エンジンはデジタル一眼レフ「E-3」などに採用されている「TruePicIII」が搭載されている。

感度別撮影サンプル

ISO 80

ISO 80

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

 高感度撮影は、ISO 800からノイズが目立ち始めるがかなり良好。1600でも若干精細さが崩れるが、十分実用性のある画像となっている。ただ、最高感度がISO 1600までなのがちょっと残念。

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