ニコ動の「うp主」もキタ━(゚∀゚)━ッ!!
東北出身のニコ動で有名な「うp主」(動画投稿者)もイベントに登場し、会場を大いに盛り上げた。
キリン
イベントの冒頭には、ゲーム実況を投稿している「キリン」さんのナレーションが入った。彼は青森出身で、独特の訛りが人気を博している。「ニコニコ大会議仙台を開催するからね」と低音を効かせた「イケ声」で話しかけると、会場から「キャー」という黄色い声援が上がった。
酪農仮面
中盤では、ドラムの演奏を投稿している「酪農仮面」さんがステージに上がって、「dkdk動画」(ドコドコ動画)と呼ばれる激しいドラムプレーを披露した。彼は仙台出身だ。登場時、会場からは「リア充死ね!」との暖かい(?)声援も送られる。
酪農仮面という不思議な名前の由来は、「初めて上げた動画の足下にレモンウォーターの紙パックがあって、それを見た方が牛乳と勘違いされて酪農仮面という名前を付けられた」とのこと。ひろゆき氏からは、「家にドラムがなくて、加藤茶にあこがれてドラムを始めたという。いろいろ間違ってますよね(笑)」と突っ込みを入れられていた。
ヒトリヅカタナコ
イベントのトリを務めたのも、ユーザーだった。それがピアノの弾き語りなどの生放送をやっている仙台出身/在住の「ヒトリヅカタナコ」さんだ。
実はヒトリヅカさんは最近、ニコ動の最新バージョン「(9)」が使いにくいことを皮肉った「Just Be (β)~あの頃に戻りたい~」という動画をニコ動にアップロードして、注目を集めていた。この動画は11月15日現在で14万再生を超えており、「(9)」に不満を持つユーザーの支持を集めていたわけだ。
そんな経緯もあってか、今回は運営から呼び出されて大会議の仙台に登場。舞台の上では、ひろゆき氏から「なんか『(β)』のほうがよかったと歌ってる人がいたんですよね」と、夏野氏から「ちょっとひどくないかー」と責められて、あわや「公開処刑」という状況だった。
しかし、ヒトリヅカさんは「『運営クソ野郎』とかそういうのではなくて、『(β)』のほうがよかったという声が周りでいっぱいあったので、それを歌にしただけです」と返して言い逃れる。ひろゆき氏に「これがトチったら引くよー」とイジられながらも、自作曲「not blue.」の弾き語りを見事にやってのけて、イベントをきっちりとシメていた。
次は28日金沢! 申し込みは18日まで
新機能の発表や、有名人/ユーザーの登場など、盛りだくさんだった大会議。ユーザーとの距離も非常に近く、例えば、夏野氏が間違えた新幹線に乗ってイベントに遅刻しかけたという話を出すと、すかさず「だらしねぇな!」というかけ声が会場からかかる。
東北地方との密着したネタも目立った。ステージでは「萩の月」「牛タン」「笹かまぼこ」といった名産を紹介し、生放送を通じて方言クイズなども実施した。生放送のアリーナは東北地方のユーザーしか入れないという「地元びいき」ぶりだ。
イベント終了後、感想を聞いてみると、夏野氏は「すごくお客さんの反応がよかった」と、ひろゆき氏は「初めての地方ということで、お客さんがニコ動のイベントに乗ってきてくれるか少し不安だった。でも今回はすごくノリがよかった」と、それぞれ語ってくれた。
次回の大会議は28日、夏野氏の地元という石川県の金沢で開催される。参加は無料で応募は18日まで受け付けているので、北信越地方のニコ動ファンはぜひ参加してみてはいかがだろう。