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ファーストサーバの「脱レンサバ主義」とは?

熱血社長が始めた日本の元気の増産プロジェクト

2009年10月19日 00時00分更新

文● Web Professional編集部

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「ニッポン、元気ねぇよなぁ」というのはファーストサーバ代表取締役の磯部眞人氏。日本の企業数は、ここ最近は廃業が起業を上回る状態が続いており、統計の取り方にもよるが、「会社」の数が420万社を下回ってしまうことを危惧しているそうだ。

 「アメリカでオバマ大統領が誕生したのは、『政治が変わるんだ』というメッセージがウケたからだと思うんだ。世界は変わっているのに、ここままじゃ日本はアジアの辺境だよ」というが、政府に多くを望んでいるわけではない。「国に頼るのではなく、結局、民間がやらないとダメ。自立を助ける方向がいい。地域の中小企業が自立して、自ら活性化していくことが日本の元気につながる」という。

 とはいえ、ファーストサーバはレンタルサーバーが本業の会社。日本の元気とレンタルサーバー業はどうにも直接つながらない。どうして磯部氏が日本の元気にこだわるのか聞いてみた。

「世間ではIT分野に活気があるように思われているかもしれないけど、国別のドメイン登録数(※)は、日本が160万に対して、アメリカは6870万、ドイツは609万。日本のレンサバがアジアのハブにならないと!これじゃあレンサバ業界もまずいよね!」ということ。べらんめえ調だが論理的な語り口が、磯部氏の持ち味だ。「ライバルは世界。クラウドが本格化したら、レンサバ業界なんて席巻されちまう」と強い危機感を持っている。


地域社会のパワーが日本の強み


 日本を元気にするとレンサバ業界も元気になる、が持論だ。地域の農林水産品、観光資源を活用したビジネスのためにファーストサーバを利用する会社も多い。「歴史もあるし、おもてなし文化もある。特に日本の地域社会には、まだまだすごいパワーが残っている」のが日本の強みと見る。

 その言葉に力強さがあったので、「磯部さんご自身も何か地域で活動されているんでしょうか?」と聞くと、やっぱりやっていた。「去年までは休耕地を借りて、土日に地域の子どもたちと田植えをしていた。三番瀬(東京湾の干潟)で子どもたちとゴミ拾いもやった。」というから、言葉だけでなく実行の人だ。「子どもたちも結構喜んでいたよ。子どもにはまず『型』を教えなきゃいけない。型がわかった上で自分のやり方で工夫するのは『型破り』だけど、型を知らないで自分のやり方でやるのはだらしないだけ。」と語るときの磯部氏は、厳しさの中に優しさがある、日本の古き良きオヤジの顔である。



※ 国別のドメイン登録数=Country-wise Total Domains(WEBHOSTING.INFO)

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