「プレイステーション3」(以下PS3)の「バイオハザード5」をついに買ってしまった。PS3購入以降、パッケージのゲームは買っていなかった(PlayStation Storeで「鉄拳5 DARK RESURRECTION」を購入しただけ)が、バイオハザードは一番最初からやり続けていたこともあって、つい手が出てしまった次第である。
ただ、プレイ時間がまったく確保できていないのが正直なところで、ようやく1時間ほどプレイできた程度である。それでも感じるのはHD画質であることのメリットだ。ゲームの今回の舞台はアフリカとなっているが、砂漠の砂っぽい感じが見事に表現されている。また、画質が大幅に向上したことにより、敵キャラクターの気持ち悪さが倍増しているのもポイント。恐ろしい形相で迫られるのはホントに怖い。
さて、液晶テレビでゲームをプレイする際に、気になると言われているのが遅延である。高画質化のための映像エンジンでの処理などが入るため、実際よりも数フレーム分画面表示が遅れてしまう。大きく影響を受けるのは瞬間的な反応を求められるアクションゲームで、特に格闘ゲームにおいては数フレームの反応の差が勝敗を分けかねない。そこで多くの液晶テレビには遅延を低減するための「ゲームモード」が搭載されている。
ゲームモードはテレビの画質補正処理を少なくすることで外部入力の信号遅延を短縮するモードで、PS3を接続している東芝の「REGZA H8000」にもゲームモードが搭載されている。映像関連の設定メニューから「ゲーム」を選択すれば利用可能だ。
さて、その効果だが……正直なところ分からなかった。鉄拳5なら多少は遅延が感じられるかと思ったが、遅延がなくなると言っても何ミリsecの世界。プレイに影響するほどの腕を持っているわけでもないので、ゲームモードではなくても問題なかったりする。
ちなみに、新しい「REGZA 9000」シリーズの上位機種(ZX、Z)には、ゲームモードをさらに進化させた「ゲームダイレクト」モードが搭載されている。従来50ミリsecだった遅延時間が18ミリsec(1080p)まで短縮できるとのこと。
「REGZAのゲームモードの遅延が気になる」という要望があるから新機種に搭載してきた機能なのであろうが、筆者にはもう、遠い世界の話である。
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