ホテルと航空券をお得に手配する
中国の代表的な旅行サイトは「e龍(関連サイト4)」と「携程旅行網(関連サイト5)」の2つ。両サイトとも中国語サイトと英語サイトがあり、中国各都市のホテルと、中国国内航空便と中国発国際便の航空券の両方が予約できる。
ホテルは後払い、航空券は前払いとなる。航空券購入は支払いが絡むので抵抗があるかもしれないが、ホテルはチェックインの際に多めに前払いして、チェックアウトの際に残金を精算という形式がほとんどなので、安心して予約できる。
最近の旅行ガイドブックは、ホテルの紹介にURLをつけることが普通になってきた。本に掲載されているURLを直接入力し、ホテルのウェブサイトに直接アクセスして予約するという方法もアリだ。
またガイドブックにはあまり書いていないが、(日本人を含む)外国人にやさしいユースホステルと、安価で安心の統一された内装・システムが特徴のチェーン店系ホテルが大都市で続々と誕生している。
ユースホステルの予約は、中国ユースホステル(関連サイト6)のサイトから、チェーン店系ホテルの予約は、「如家酒店連鎖(英語サイト有)(関連サイト7)」「錦江之星(英語サイト有)(関連サイト8)」「7天連鎖((関連サイト9)」「漢庭連鎖酒店(関連サイト10)」のサイトからそれぞれ予約できる。
航空券に限定すれば、JTB系の「快楽e行(関連サイト11)」というサイトは、日本語ながらe龍や携程旅行網とほぼ同等の価格を提供し、かつ決算は日本発行のクレジットカードならほぼ確実にできてお勧め。中国発日本行きの航空券の情報も豊富だ。
中国語ができるなら、中国語で「どこ行くの?」という意味の「Qunar.com(関連サイト12)」というサイトをぜひチェック。目的のフライトで検索すれば、中国の様々な旅行代理店の情報を自動で拾ってきて、その中の最安値を紹介してくれる。徹底的に中国国内を安く移動したいという場合はこのサイトで決まりだ。
こうしたサイトは航空会社を問わず表示してくれるので、例えば22日の早朝、日食とともに上海から日本に飛ぶ便を探して予約するのも面白い。航空会社の「中国国際航空」「中国南方航空」「中国東方航空」のサイトからもディスカウントチケットを(日本で発行のクレジットカードで)購入できる。
いろいろ書いたが、いよいよ迫る世紀の天文ショー。見たいのに、日本で見られなさそうであれば、後悔のないような旅行プランを今回紹介した方法で作ってみてほしい。
山谷剛史(やまやたけし)
フリーランスライター。中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。当サイト内で、ブログ「中国リアルIT事情」も絶賛更新中。最新著作は「新しい中国人~ネットで団結する若者たち」(ソフトバンク新書)
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