月曜日以外のゴールデンタイムは、阪神タイガース戦を見るのが我が家の通例だが、テレビはリビングに1台あるだけなので、家族の要望によってアニメやバラエティにチャンネルを合わせなければならない。そんなときはインターネットの速報サイトで試合をチェックするわけだが、試合が盛り上がるとやはりライブで映像が見たい!
そんなわけで、最近物色しているのが自室に設置して使う小型の液晶テレビである。20V型以下であれば横幅もコンパクトで置き場所に困ることもない。そこで今回は、寝室や書斎、あるいは子ども部屋にピッタリのサイズの3台の液晶テレビをレビューしていこう。
3波対応の多機能モデル「BRAVIA J5」シリーズ
まず1台目はソニーの「BRAVIA J5」シリーズの19V型ワイドモデル「KDL-19J5」だ。J5シリーズは今年2月に発売されたモデルで、ソニーの液晶テレビのラインナップの中ではローエンドに位置付けられる製品。実売価格は5万5000円前後だ。
液晶パネルは1366×768ドットで、映像エンジンとして「ブラビアエンジン 2」を搭載する。低消費電力も特徴で、省エネ達成率は257%、年間消費電力量は40kWh/年となっている。
チューナーは地デジ/BSデジタル/110度CSデジタルの3波対応。LAN端子も装備し、「アクトビラ ベーシック」に対応するほか、ウェブサイトの閲覧も可能だ。
嬉しいのは、映像入力のためのインターフェイスが豊富なこと。HDMI端子とビデオ入力端子がそれぞれ2系統用意されているほか、D端子(D5対応)、Sビデオ入力端子もある。さらにD-sub15ピンのパソコン用入力端子まで装備している。
機能面での特徴は、インターネットに接続すると利用できる「アプリキャスト」だろう。これはいわゆるウィジェット機能で、テレビを見ながら天気予報やニュースなどをチェックできる。
番組表はフル画面表示に加え、画面の下1/3程度の領域にコンパクトに表示する機能も用意されている。放送中の番組を見つつ、裏番組やその後の時間帯の番組をチェックしたいといった場面で、このコンパクトに番組表を表示してくれるのは便利だ。
画質は「ダイナミック」「スタンダード」「シネマ」の3つのモードから選べるほか、コントラストや色の濃さなどの項目をマニュアルで調整することも可能だ。スタンダードで見たところ、全般的にナチュラルで落ち着いた色調となっている。
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