格安モデルからハイエンドまで、
液晶を買うなら今がチャンス!
今、液晶を買うならフルHD機(画面解像度1920×1080ドット、または1920×1200ドットのモデル)がベストだ。高解像度によるデスクトップの広さ、ブルーレイやデジタル放送の高画質をフルに楽しめるなどの使い勝手、性能面でのメリットはもちろん、もうひとつの大きな理由は低価格化にある。格安モデルなら2万円台から購入でき、1年前の同性能機とくらべて3割近く、1万円ほどもお得になっている。さらにデジイチなどに好適なハイエンドモデルにいたっては2万円近くも価格が下がり、決して高嶺の花ではなくなっている。つまり液晶を買うなら今がチャンスなのだ。
PCでフルHDを楽しむのに
最適な周辺機器
Blu-Rayドライブ
玄人志向「KRBD-CH20N/BK」
実売価格:1万5000円前後
製品情報:http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1231
デジタル放送チューナー
ピクセラ「PIX-DT090-PE0」
実売価格:2万円前後
製品情報:http://www.pixela.co.jp/products/tv_capture/pix_dt090_pe0/
購入時に気になるのが、同じフルHDでありながら価格重視の低価格機と高性能機はなにが違うのかだ。もっとも大きなポイントとして液晶パネルがあげられる。液晶パネルの方式には大きく分けると「IPS」、「VA」、「TN」の3種類があり、IPSとVAは高級機に、TNは価格重視モデルに採用されている。
TNパネルのメリットはなんといっても低価格。3万円でおつりがくるモデルが中心だ。ただ、TNパネルは斜めから見ると色味が大きく変化してしまうのが弱点。気になる人では、適正な視聴位置から見ていても画面の四隅の色味が変わって見えるほどだ。
一方、IPSとVAパネルのメリットは斜めから見ても色味の変化が少ないこと。採用機種は多くの場合高価なのがネックだが、そのぶん色再現性にこだわるなど画質はピカイチ。デジイチやブルーレイ/デジタル放送視聴での画質にこだわるなら、ぜひチェックしておきたい。
この特集では5回に分けて価格帯や画面サイズ、機能ごとのオススメモデルをチェック。TN、VA、IPSの各パネル採用機の網羅はもちろん、2万円台のお手頃モデルからフルHDを超える超高解像度モデルまで、最新モデルを紹介する。初回は22インチモデルを紹介していこう。
画面が小さいことはマイナスではない!
22インチパネル採用機の魅力を探る
22インチは画面サイズこそ上級機の24/26インチよりやや小さめだが、そのぶんコンパクトで、小さな机でも気軽に設置できるのがいい。音にこだわって、両サイドに本格スピーカーを設置してもスマートに収まる。さらに画面サイズが小さいぶん、大画面機よりも安価なのがうれしい。ただ、画面サイズが小さいぶん、視聴位置によってはPCの文字表示が小さくて見えにくく感じることもある。
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