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物欲AVコモノ道 第13回

5万円台で買える小型液晶テレビ対決!

2009年07月03日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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基本機能に集中し低価格化を実現した「REGZA A8000」

東芝の液晶テレビのローエンドに位置する「REGZA A8000」の19V型モデル「19A8000」

東芝の液晶テレビのローエンドに位置する「REGZA A8000」の19V型モデル「19A8000」

 続いてチェックしたのは、東芝の「REGZA A8000」シリーズの19V型ワイドモデル「19A8000」だ。こちらもREGZAシリーズのローエンドモデルという位置付けで、その中でも19V型はもっとも小型の部類に入る。実売価格は4万5000円前後だ。

 液晶パネルの解像度は1366×768ドットで、映像処理回路は「新メタブレイン・プロ」を搭載する。年間消費電力は、KDL-19J5と同じく40kWh/年となっている。

 REGZAシリーズというと、上位モデルに搭載されているNAS、あるいはUSB HDDへの番組録画機能が思い浮かぶが、A8000シリーズはこうした機能を省き、テレビとしての基本機能に絞ることで低価格化を実現している。

 ただ、高画質化に関する機能は妥協しておらず、REGZAシリーズの特徴でもある「おまかせドンピシャ高画質」を搭載しているのが大きな特徴だ。

「おまかせ」や「あざやか」、「映画」などプリセットが豊富に用意されている映像メニュー

「おまかせ」や「あざやか」、「映画」などプリセットが豊富に用意されている映像メニュー

ヒストグラム解析を利用した映像処理を行なう「質感リアライザー」も搭載している。ヒストグラム解析結果に応じて画素補正を行ない、濃淡や陰影の再現性を高めることで本来の質感を表現する機能だ

ヒストグラム解析を利用した映像処理を行なう「質感リアライザー」も搭載している。ヒストグラム解析結果に応じて画素補正を行ない、濃淡や陰影の再現性を高めることで本来の質感を表現する機能だ

 この機能は設置場所の照明環境や部屋の照度、映像の内容などから自動的に最適な画質モードに切り替えてくれるというもの。外光が差し込む昼間と、室内の蛍光灯だけの夜間では当然映像の見え方は大きく変わるが、REGZAはこうした外部環境に合わせて画質を調整することで、場面に応じた適切な映像を出力してくれる。

付属のリモコン。握ったときに実際にボタンを押す親指の位置に数字キーが配置されており、ボタンが大きく押しやすい

付属のリモコン。握ったときに実際にボタンを押す親指の位置に数字キーが配置されており、ボタンが大きく押しやすい

 また、個人的に気に入ったのは付属のリモコンだ。選局のための12ボタンをリモコン上部に大きく配置し、もっとも頻繁に行なう放送局の切り替えが操作しやすいように配慮されている。赤外線送信部が2つあり、リモコンをテレビに向けた時に正面と下方に信号が送信されるようになっている。リモコンの向き(高さ)をそれほど気にすることなく操作できる。

フル画面表示の番組表に加え、2時間分の番組表を表示する「ミニ番組表」も搭載

フル画面表示の番組表に加え、2時間分の番組表を表示する「ミニ番組表」も搭載

数日先の特定の時間帯の番組表に素早くアクセスすることを可能にする日時指定ジャンプ機能

数日先の特定の時間帯の番組表に素早くアクセスすることを可能にする日時指定ジャンプ機能

 番組表は全画面と画面下1/4程度に表示するコンパクトな表示モードの2種類が用意されている。さらに、日時指定ジャンプ機能により、チェックしたい日時の番組表を簡単に表示できる。番組表を多用するユーザーには、非常にありがたい機能だろう。

背面端子部。Ethernet端子は搭載しない

背面端子部。Ethernet端子は搭載しない

 ただ、コストダウンの影響か、チューナーは地デジのみの対応。また、Ethernet端子も省かれており、アクトビラにも非対応。このあたりをどう評価するかが、本機の購入のポイントになるだろう。

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