これから契約するなら
月額980円、家族間通話無料が基本
第2回の今回は「家族間でのケータイ利用をいかに安くするか」を取り上げる。だが各社の家族割引系サービスの最安値には、実は大きな価格差はない。これから新規加入する分には基本使用料980円、家族間通話・メールは基本無料、という形で足並みがそろっている(ただし、家族で利用キャリアを統一するという前提条件があるので注意してほしい)。
980円のプランに加入、かつ家族間通話を無料にするためのプラン&コースの組み合わせは以下のとおりである
●NTTドコモの場合
タイプSS バリュー(1957円)
+ファミ割MAX50(50%オフ)=980円
これで家族内での通話、iモードメールが無料。5月からはメールの容量制限が無くなった。1050円の無料通信(通話)分が余った場合、2ヵ月繰り越したあとで家族で分け合えるようになっている。
ドコモを10年以上契約利用しているユーザーであれば「ファミリー割引」+「(新)いちねん割引」でも適用となる。この場合は計算の関係で月額970円となる(10円お得!)。
●au(KDDI)の場合
プランSSシンプル(1961円)
+「誰でも割(50%オフ)+家族割」=980円
家族割にのみ入った場合は、基本使用料は25%オフ、通話料は30%オフとなる。ただし、無料になるメールがCメールだけである点には注意が必要だ。Cメールはau同士で携帯番号を使って送るメールで、文字数は全角50文字まで。画像などの添付はできない。ただし、EZwebへの加入(月315円)が必須ではないというメリットもある。
無料通信分については「分け合い」コースと「くりこし」コースがあり、「分け合い」コースではドコモ同様に家族間での無料通話の分け合いを、「くりこし」コースでは各料金プランに応じた上限額まで(プランSSシンプルの場合は5250円)無期限で繰り越せる。
●ソフトバンクモバイルの場合
ホワイトプラン(980円)
+ホワイト家族24(申し込み無料)=980円
一番単純なのがソフトバンク。ホワイトプランで契約し、別途ホワイト家族24を申し込めば、家族間通話は24時間無料。ホワイトプランのサービスとして、ソフトバンク間でメール(300KBまで)は無料である。
ただし、ドコモやauと異なり無料通信分(ともに1050円分)は含まれていない。一方で家族以外もソフトバンク間(1~21時)の通話が無料になる。
なお、他社ケータイなど無料対象外の通話料は上記いずれのパターンとも1分42円である。
各キャリアの980円化の条件とサービス比較
NTTドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
選択プラン | タイプSS バリュー | プランSSシンプル | ホワイトプラン |
必要オプション | ファミ割MAX50(10年以下の場合) | 誰でも割+家族割 | ホワイト家族24 |
家族間通話 | 24時間無料 | ||
対象外の通話 | 21円/30秒 | ||
家族間で無料になるメール | iモードメール | Cメール(SMS) | S!メール(ソフトバンク間はすべて) |
メールの制限 | 基本的に無し | 全角50字まで | 300KBまで |
無料通信分 | 1050円分(余った分を2ヵ月繰り越したあと分け合う) | 1050円分(繰り越し、または分け合いを選択可能) | 無し |
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