5月26日、NTTドコモは多岐にわたっていた法人向け割引サービスを一本化し、シンプルでわかりやすくなった新割引サービス「ビジネスシンプル」を7月1より提供すると発表した。
ビジネスシンプルは、基本使用料を一律50%割引する「ビジネス割50」と、通話/通信料を契約回線数に応じて割引する「ビジネス通話割引」の2つから成り立つサービスだ。
従来、基本使用料と通話・通信料に関する割引率は、契約している割引プランに加えて契約回線数や利用期間が絡み合っていたため複雑化していた。
一方、今回のビジネスシンプルは、通話・通信料の割引に関してのみ契約回線数が関係するだけで、ほかの制約はいっさいかからないわかりやすさがウリだ。
ビジネス割50は1回線から利用可能で、ビジネス通話割引は2回線からの提供を予定している。ビジネスシンプルの料金体系は下記表の通り。
回線数 | 定額料 (ビジネス通話割引の基本料金) |
グループ内の国内通話 | グループ内の国内TV通話 | グループ外の国内通話・TV通話 | パケット通信料、WORLD CALL通話など |
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1 | 利用不可 | ||||
2~30 | 0円 | 無料 | 60%割引 | 10%割引 | |
31~100 | 525円/1回線 | 20%割引 | |||
101~1000 | 945円/1回線 | 30%割引 | |||
※ほかに携帯電話の基本使用料がかかるが、これは「ビジネス割50」によって半額となる |
また、グループ内で無料通話分を共有できる機能を12月に開始予定で、グループ内でのiモードメールの無料化も2011年春頃に行なう予定となっている。
サービス加入件は法人名義での申し込みが前提となり、FOMAサービスの利用と新料金プラン(タイプSS~LL、タイプシンプル、タイプリミット、タイプビジネス)を契約することが条件となる。
なお、ビジネスシンプルの登場に合わせて、現在提供中の「オフィス割引」「オフィス割MAX50」「ビジネス割引」「ビジネス通話・ホーダイ」「通話量いっかつ割引」「包括回線割引」については11月30日をもって新規申し込み受け付けを終了する。