日本最大級のキャラクター&ホビーイベント“C3”が、香港の地で4月24日から26日まで3日間に渡り「C3×HONGKONG」として開催された。会場となった香港国際展貿中心ではグッズ販売のほかに、アニメ制作スタッフによるトークショーやライトノベル作家によるサイン会、香港のテレビ局による新作アニメ放映に関する発表、アーティストによるライブなど、さまざまな催しものが行なわれ、香港のオタク(同志)を楽しませた。
「C3×HONGKONG」の会場となった国際展貿中心は、同人イベントが多数行なわれており、香港のオタクにとってはビッグサイトのような場所とのことだ
ちなみに現地のスタッフによると、香港では同人即売会などが行なわれているがコンテンツを所有する企業が正式に出展するイベントは今回の「C3×HONGKONG」が初めてということもあり、開催される日をいまかいまかと心待ちにしていた人も少なくなかったとのこと。開場時間にはどこかのイベントと同じように開幕ダッシュが発生したとのことだ。
出展していた企業数は31あり、それらのブースでは自社商品のアピールやグッズの販売を中心に行なっていた。一部ブースでは、香港ではほとんど普及していないBlu-rayを使ったフルHD映像作品の上映や、日本でも放送が始まったばかりの作品の設定資料の展示などを行なっており、現地の人にも好評を博したようだ。
弊社も角川グループブースとして出展。エンターブレインや角川書店などとともにライトノベルなどの展示を行なった
今回のC3×HONGKONGにバンダイアジア、メガハウス、バンプレストなどのグループ企業とともに出展していたバンダイブースでは、ガンプラの販売などを行なっていた。ガンプラを購入していた香港の人に話を聞いてみたところ、香港でもガンダムは人気作品で、ガンプラもとても人気があるとのことだ。いやぁ、日本人として嬉しい限り!
GAME EXHIBITION CORNERには、アーケード、PSPと2種類の“戦場の絆”の試遊台が設置されており、プレイを待つ人の長い列ができていた。ちなみにアーケード版の“戦場の絆”は香港のゲームセンターでも数が少ないながら複数の店舗で稼動しているそうだ
ALTER、GOOD SMILE COMPANY、MAX FACTORYのフィギュア3メーカーは、3つのブースを合体させて、共同展示スペースを展開。日本の展示イベント同様、香港のオタクたちも熱心に撮影を行なっていた
SATELIGHTブースでは、日本でも放送が始まったばかりの「バスカッシュ」の設定資料を展示していたが、近日中に香港でも放映が始まるということだろうか?
ヴァイスシュヴァルツを擁するブシロードブースでは、代表の木谷氏もプレイゾーンで香港のTCゲーマーたちと交流戦を行なっていた。木谷氏によるとTCGの人気作品は、「なのはやダカーポなどで、日本と変らない」という
今回、物販とステージ以外で香港人の注目を集めていたのはサンライズブース。同ブースでは、香港ではほとんどの人が初めて目にするであろうBlu-rayのアニメ作品を上映。その映像の美しさに多くの香港人たちが見入っていた。サンライズブースのスタッフに話を聞いたところ「Blu-rayを見ていただくことで、クオリティの高い作品を肌で感じていただいて、本来持っている作品の美しさがどれほどすばらしいものであるかを実感してもらい」と話していた
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