待望の“GeForce 7800/GT/GTX”シリーズ対応Zaward製ビデオカード用クーラーが登場! ショップオリジナルのネジキットも発売中!!
2005年10月29日 22時03分更新
オーバークロッカーなどに人気のZaward製ビデオカード用クーラーに“GeForce 7800/GT/GTX”に対応した新モデル「ZAV02-NV5 Rev.3」が加わった。とくにリファレンスデザインが主流の“GeForce 7800GT/GTX”カードに取り付けるにはもってこいの製品といえそうだ。
“GeForce 7800/GT/GTX”に対応した新モデル「ZAV02-NV5 Rev.3」 |
リファレンス基板のGeForce 7800GTXに装着したところ |
取り付けは簡単そう、しかし注意点もいくつか…
この製品は、すでに販売中の「ZAV02-NV5 Rev.2A」の後継モデル。ファンのコネクタ形状を2ピンと4ピンに分岐させることで、従来の“GeForce 6800/GT/Ultra”に加え“GeForce 7800/GT/GTX”にも対応したのが特徴だ。セラミックベアリング採用の72mm角ファンが2000rpmで回転するというスペックに変わりはなく、専用のPCIブラケットが付属する点も同じ。ただし「ZAV02-NV5 Rev.3」には、新たにカード背面に取り付けるメモリ用シンクが付属する。
もっとも、同製品を使用するには注意点がいくつかある。ひとつはビデオカードスロットとメモリスロットが近いタイプのマザーボードで使用する場合だ。とくにMicro ATXフォームファクタで見られるレイアウトにありがちだが、このような場合には付属のカード背面に取り付けるメモリ用シンクがメモリをスロットに固定する“ツメ”の部分に干渉する恐れがある。その際は下の写真のようにメモリ用シンクの一部をカットしなければならない。
もう1点はそのメモリ用シンクを両面テープによって固定するところ。ネジ留めではない(リファレンス基板の裏面ヒートシンクのネジでは留められない)ため、粘着力の低下により剥がれて落ちることが予想されるが「交換は出来ない」(Zaward)という。さらに、この手の作業によりビデオカードメーカーの保証外となるのも忘れてはならない。以上の注意点については同社のウェブサイトにも詳しいので参照しておくとよいだろう。価格はテクノハウス東映で3580円、アークで3780円、高速電脳で3969円、T-ZONE.PC DIY SHOPで3980円となっている。
ファンのコネクタ形状を2ピンと4ピンに分岐させることで、従来の“GeForce 6800/GT/Ultra”に加え“GeForce 7800/GT/GTX”にも対応した | 新たにカード背面に取り付けるメモリ用シンクが付属する | |
メモリ用シンクは両面テープによって固定するのだが… | 干渉を防ぐにはメモリ用シンクの一部をカットしなければならない。やり方はZawardのウェブサイトに詳しい |
そんな問題点を簡単に解決するキットが販売中
と、まぁここまでは同製品を使用する際の問題点について詳しく述べたが、その問題点を解消するキット「ZAV02-NV5 Rev.3 メモリシンク完全固定KIT」なるものも発売中だ。「なんだよ!それならダラダラ説明すんなよ!」という声も聞こえてきそうだが、同キットはZawardの製品ではなくアークのオリジナル商品なのだ。ちなみに本日から、Zaward公認のパーツとして扱われるという。
この製品はネジとナット2組からなる。使い方のパターンは、ネジと「ZAV02-NV5 Rev.3」のメモリ用ヒートシンク、ナットとリファレンスカードのメモリ用ヒートシンク、となる。まずネジのほうだが、こちらは両面テープでしか取り付けられない「ZAV02-NV5 Rev.3」付属のメモリ用ヒートシンクをネジ留め可能にするというもの。これにより「グリスを塗っても粘着力の心配なく安心して使えるようになる」(アーク)という。
もうひとつのナットは、メモリスロットとの干渉の可能性がある「ZAV02-NV5 Rev.3」付属のメモリ用ヒートシンクの代わりに、リファレンス基板の裏面ヒートシンクを使用する場合に使うもの。リファレンスの冷却機構は表面と裏面がカードを挟んで繋がっているため、「ZAV02-NV5 Rev.3」を使用した場合にリファレンス基板の裏面ヒートシンクが使えなくなるが、それを解消する。取り付けマニュアルが付きで価格は420円。「ZAV02-NV5 Rev.3」を購入予定ならセットで買いたい製品だ。