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サイドパネルに水冷機構を埋め込んだユニークなケースがデモ中!

2004年07月16日 22時06分更新

文● 増田

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PCケース一体型水冷キット サイドパネル外
ユニークなPCケース一体型水冷キットのデモが行われている外側には放熱用の巨大なヒートシンクが装着されている

 ドスパラ秋葉原2号店 Prime館ではユニークなPCケース一体型水冷キットのデモが行われている。



デモPC ヒートシンク
デモPCには静音性では定評のある「Silent King 2」を使用しているため、ほとんど音はしないといっていいレベルだった外側のヒートシンクは特別厚みがあるわけでもなく、うまくケースと一体化してるといえるだろう
サイドパネル内側 チューブが接続
サイドパネル内側にはチューブが接続され、そのパネル内部を冷却水が循環する仕組み両サイドパネルにはチューブが接続された状態で販売されるということなので、初心者のユーザーでも比較的扱いやすいのもウリのひとつだ
CPUヘッド CPU温度は30度
デモ機で使用しているCPUは“Northwood”コアの3.2GHz何もしていないアイドリング状態でCPU温度は30度となっていた。ちなみに、明日からのデモは“Prescott”で行うとのこと

 いまだ名前も無いこの水冷キットの特徴は、ケースの両サイドパネルを冷却用のラジエータとして使っているところ。サイドパネル内側には冷却液の通るチューブがつながれ、外側には放熱用の巨大なヒートシンクが装着されており、パネル自体をラジエータとして内部を冷却水が循環する仕組みなのだ。ケース両面にヒートシンクを貼り付けたような外観は一種独特のものだが、特別厚みがあるわけでもなく、うまく一体化している。なお、写真の製品はサンプル版であり、実際の製品版では冷却システムはそのままだが、ケース本体のデザインが変更されるとのこと。
 リザーブタンクとポンプが一体となったユニットも、小型のACアダプタサイズで、設置場所にも苦労はななさそう。冷却はサイドパネルのラジエータのみで行われるため完全ファンレスの水冷キットとなるが、その分冷却効率は外気の温度に左右されることになるともいえる。ただし、搭載電源に静音タイプもしくはファンレスタイプを選択し、ビデオカードにもファンレスタイプの製品をチョイスすれば、完全ファンレス環境の構築が容易となるのは魅力的だ。実際、稼動中のデモPCには静音性では定評のある「Silent King 2」を使用しているため、ほとんど音はしないといっていいレベルだった。発売は8月中旬を予定しており、価格はおよそ1万5000円程度(電源なし)になるとのこと。あらかじめ、両サイドパネルにはチューブが接続された状態で販売されるということなので、初心者のユーザーでも比較的扱いやすいのもウリのひとつだ。



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